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発願文
帝は深く仏法を信じられた。
中でも禪法を尊び禪林寺の離宮をお捨て為さられました。
南禅寺を創められ、
願文(神仏に祈願の意を伝えるための文書。
発願文、願書ともいい、〈がんぶみ〉とも読む。
造寺・造塔・造仏・写経・埋経や仏事などに際して、
その発願の趣意をのべ、現世・後世の安楽を願ったり、
病気の平癒や武運長久、子孫繁栄を祈願したものが多い。)
の梁牌(棟牌/むなふだ:棟札という、
棟上げの時に立てる札むなふだ)を御製為さいました。
因にこの〝国難〟は元々水戸光圀ご編纂為さいました『大日本史』
の復刻作業を以前行い、その作業を中途で止めました。
しかし、余りにも膨大乍ら、心に止め置きたい箇所を、『大日本史』
とは別に、多少簡略し(現代で云う著作権に関わらぬ古の著作として)
此処に公開する事と致しました。過度な捏造は一切行わない決意で進
めて居る次第です。
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