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ティルアーク  作者: toshi
2/3

旅立ち

山賊を退けた紅は座り込んでいた。

一気に力が抜けてしまったのだ。

「主よ、力に目覚めた気分はどうじゃ?」

悪くないが、脱力感が半端ない。

「まぁ初陣じゃし、仕方なかろう。時期なれる」

すると勝手に腕と同化していた剣が消え、普段の使いなれた腕へと戻った。

良かった。一生あのままと言う訳じゃないらしい。

収納出来るなら便利だな。

そんな時だった。キュイキュイーン♪

音が聞こえた。

全く意味が分からない。

「それはレベルアップ音なのじゃ。」

レベルアップだと…

「気になるなら、確認したらどうじゃ?」

と言われても分からない。

「スキルを知らんのか?」

さっぱりだな。

「では自分を意識してステータスと念じろ」

むーステータス


LV 3

HP 150

MP 40

STR 6

VIT 5

AGI 5

LUC 6


スキル

バースト 消費25

鑑定1 消費0

従魔

LV 80

カルク(タイプSSR)


見たけどよく分からないな。

能力値に関しては理解出来た。

しかしカルクのSSRとはなんだ?

「超絶スーパーレアじゃ。」

バカにしてるのか?

「バカになどしてない。それは従魔のランクであってそういうものなのじゃ。」


カルク曰く

従魔にも色々入るようで

強さに応じたランクが設定されているようだ。

ランクはN<R<SR<SSRらしい。

つまりカルクは最高ランクの従魔なのだ。


何故そんな強いやつが俺のパートナーになったのかと聞くと

「相性に適合したは主だけじゃからな」

カルクはずっと探していたらしい。

自分の使える主を。

なかなか見つからず諦めてたら

驚異的に引かれる力を感じたようだ。

「これから死ぬまで頼むのじゃ主よ」

何か重たいな。

「それより主よ。具現化しても構わぬか?」

あぁ問題ない。誰もいないし。

すると目の前に絶世の美女が現れた。

小顔で髪はセミロングぐらい。

たわわに実ったメロンが2つ

ウェストは細いがお尻はそこそこ大きい。

なんと言うか…グラマラス。

白をベースにしたドレスの様な服を着ていた。

「初めて具現化。何とも言えない開放感じゃな」

初めてなのか?

「従魔と言うのは主が出来なければ具現化出来ないのじゃ」

使えて一人前みたいなもんか。

とりあえず宜しく。


さて町のみんなを埋めてやらなきゃな。

墓石は無理だけど勘弁してくれな。

作業は夜まで続き終わりと共に就寝した。


翌日。

俺は旅に出ようと思った。

とにかく一人じゃ生きて行けないからだ。

町の中に装備品の様な物はなく。

山賊が使っていたのも、全てダメになっていた。

とりあえず、持てるだけの食料を手に村を出ることにした。


カルクは町の場所は知らないのか?

「歩いてじゃと、3日ぐらいでリールと言う町があったはずじゃ」

そうなんだ。なら食事は問題ないな。

「主、妾の分は?」

山菜とかじゃダメなのか?

「肉がいいのじゃ」

贅沢だな。俺だって最近食ってないのに。

「なら刈ればいいのじゃ。初めて食事は肉がいいと聞いたのじゃ」

そうか。具現化してから何も食べてかなったな。俺も食事はしてない。腹がへったし。カルクが居れば問題ないだろう。

そして見つけた。

リトルラビット LV2

体調50㎝ぐらい。

これなら行けるだろう。

カルク行くぞ。

カルクと憑依し、息を潜めて近づいた。

そして近くまで来たところで

うりゃー

一撃だった。頭と胴体が真っ二つになったリトルラビットは倒れた。

よし刈ってやった。

何か気張って損した気分だ。

しかしこんな小さいのでは足りないので

あと何匹か刈ることにした。

結局計3匹

料理はそれほど出来ないが

皮を剥いで丸焼きにした。

いただきます。がぶりっ。

旨いー。久しぶりの肉で感激だ。

カルクもかぶり付いている。

「主よ、やはり肉は最高じゃな」

満足のようだ。

とにかく町まで頑張るか。



かなり間が空いてしまいました。

もし呼んで下さる方がいらっしゃいましたら

ありがたいです。

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