こころがある
心に穴が空いている
何も無いと一緒に生きてきた
それが当たり前だと思っていたけれど
他の人にはどうやら心に何かがあるみたい
様々な形や色をしたこころ
無くても大丈夫
そう思って過ごしてきたけれど
たまに
他の人が僕に向けて吹いてくれた息が
こころがあるはずの場所を通って
どこかへいってしまうのを感じた時
僕は寒くなる
何も無い所がやけに寂しい
息がこころに当たって
跳ね返って
相手のこころに当たる
その楽しさを僕は知らない
他の人達がしているのを遠くから見ているだけだ
心の寒さが少しでも紛れるように
僕は身体をさすった