表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/48

元引きこもりの学校生活7

 何で俺が今殴られたんだ? 

 右頬が痛いんだけど?


「あのー俺、秋野ってやつじゃなくて、谷戸千尋なんですけど……」


「何を言っている? 君はどう見ても私のクラスの生徒、秋野裕也だろ?」


 えっ? この人は何をいているのだろうか? 俺は谷戸千尋でさっきまで部屋で寝て……って違った……そうだ俺はよくわからないが秋野裕也の体に入っていて保健室で寝ているのだった。

 そして、今俺の目の前にいるのはきっとさっきの写真に載っていた七瀬先生だろう。

 先生はジャージ姿で俺の横の見舞いの生徒や教師が座る用の椅子に腰かけていた。


「いた―、ちょっと、今のは強すぎないですか? 先生のせいで自分が誰だかわかんなくなったじゃないですかー」


「私は悪いことをしている生徒には体罰をしていいと思っているのだよ」 


 まさかこの時代に体罰を是としている教師がいるとは……


「それよりも、私が聞きたいのは君が谷戸千尋だということなのだが? それはどういうことかね?」


 あっ、ばれました、何とか話を曝せたかなと思ったんですけどね。

 やばい、どう言い訳したらいいのだろう?


「秋野チェック」


「はい?」


「秋野裕也の所属の部活は?」


「……サッカー部?」


「秋野裕也の入学時のテストの合計点は?」


「えっと、三百点?」


「秋野裕也の出身中学は」


「……ど、こ、でしたっけ?」


 これはダメだろ、分かるわけない……


「で、改めて、君は秋野裕也君で間違えは無いかな?」


「……すいません……谷戸千尋です」


 まず初めにお読みいただきありがとうございます。

 どうも、瑞樹一です。


 評価やブックマーク感想などいただけると密かに小躍りしています。

 よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ