9話 微熱のち高熱
水曜日はお休みしました。m(_ _)m
今日この時期。
季節の変わりに対応できなかった私は、微熱でダウン。
彼に寝ててね?と若干怖い顔で言われ、家でおとなしくしている。
今日は有給をとった。
まあ、こういうときはね。
くしゅん。
なんか、ぼーっとする。
体温計を見てみると…。
もう、微熱じゃないね、。
私の平均が35度台だから。。。。。。。
見なかったことにしよう。
お水をちょっと飲んで、毛布にくるまります。こういうときには、やっぱり寝るのが一番。
寝よう。そうしよう。
ってときにピンポーン。だよ。
もう誰?
外についているカメラを見ると…。
「ののじゃん。」
私の友人白木ののがいた。
幸い私の近くには携帯がある。
『のの、どうしたの?』
『何その鼻声!風?』
『うん。有給とって、休んでる。』
『どう?体調は?』
『アッカ。』
『はあ、ちょっと…。いつもこの時期風引くよね…。そうそう、今日なんで来たかっていうと、新作のパンができたから試食してみてほしくて。』
『また新作?すごいじゃん。って、いなかったらどうするつもりだったの?』
『ポストインだよ。しずくのお家のポストは高性能だからね。それに何度もやってるし!』
『たしかに…。じゃあ、ポストに入れておいて。ゆっくり取りに行くから。』
『りょーかい。入れとくね。感想よろしく頼みます。じゃあ、お大事に〜。』
『ありがとう。』
ぷちっと、電話を切る音がして、携帯を机に置く。私の友人は、基本ハイテンションなのだ。
きっと、彼女のハイテンションが、彼女のパンの美味しさの秘密なのだろうけど。
❁白木のの
幼馴染で、パン屋さん。
彼女の夫は1つ下で、よく二人で歩くところを目撃できる。