月曜日
月曜日の朝、いつも通りの怠い気分のまま通勤した。
そして上司と相まみえる事無く、誰にでも出来る仕事を8時間こなし帰路に着いた。
生憎と今日は週の初めだったのに残業がなかった。
残業がなかった訳ではない。残業を手伝わなかっただけだ。
同期の社員はまだ残業をしているだろう。
そして私が働いている会社は残業代が出ない。
いくら残業代を請求しても、自己責任論を叩きつけられてお終いだ。
だから就業時間内ならばいくらでも仕事は手伝うが残業は基本的にしないことにした、今日から。
家に帰ったらまず米を炊く。
炊飯器が米を炊いているうちに風呂に入る。私の家の風呂は予約付きなのでいつも働いてもらっている。
風呂上り髪を乾かして寝巻に着替える。
買いだめしておいたレトルトカレーを湯煎して温めて、炊き立てのご飯にかける。
カレーライスのお供は買いだめしてある”水曜日の猫”だ。
水曜日以外に飲む”水曜日の猫”はいけない事している気分にする、それは確たるものだ。
食べ終えたら器を流しに突っ込み、缶を潰しす。
歯を磨いて、尿をたし布団に入り眠りにつく。
まだ20時を回ったころだったが見たいテレビ番組がなかったのだ。