lv.1 武勇伝
格闘王「そうそう、そうなんだよーあそこの狩場最高だよな」
賢者「経験値おいしいよね。私も下積みのころはお世話になったわ~」
聖騎士「私達は今でもあそこ使ってますよ」
格闘王「マジか、もしかすると?もしかして聖騎士って西国の出身か?」
聖騎士「ええ、よくご存知ですね」
格闘王「あーあーよく手合わせさせてもらったぜ」
聖騎士「まさか!うちの騎士達がボロボロになって帰ってきた事があったのは」
格闘王「ああ、多分俺だな、おたくらの部隊見込みあるやつら揃ってんじゃねーかあんときは久々に楽しかったぜ、今度うちの若いものとどうだ?」
聖騎士「いいですねー負けませんよ~」
賢者「あらあら、接近戦だけのむさい戦いなんてどうでしょうね」
格闘王「ふっ、あんたともそのうちケリをつけるつもりだよ」
聖騎士「あなたの究極魔法は敵に回したら怖そうですし」
三人「「「HAHAHAHAHAHAHAHA」」」
勇者 (こいつら一体なんの話してんだよ!?主人公誰?誰?冒険の話より経験値稼ぎの話って誰が聞いてて楽しいの!?)
賢者「勇者様はどこで修行を?」
勇者 (振らなくていいから~そういう無茶ぶり…まぁいいや僕が弱いことを正直に言えば、僕を見捨てて勝手に魔王退治にでも行ってくれるだろ」
勇者「え、えーと僕は…主に(畑で)カラス退治を」
賢者「!」
聖騎士「なっ…」
格闘王「おいおい…」
勇者「えーと、何か?(よしよし)
賢者「驚いたわ…誰がやったのかって謎のままだったけどそういうことだったのね」
勇者(え?)
聖騎士「ふふ、なるほど全て納得がいきましたよ」
勇者 (え?)
格闘王「やつはいつか俺が…て思ってたんだけどな…ったくさすが勇者様ってやつはちげーな」
勇者「えーと、皆さんなんの話を…?」
聖騎士「とぼけなくてもいいんですよ。八咫烏を倒したんですね!?」
勇者「八咫烏…?」
聖騎士「まさかそれも分からずに倒したのですか!?なんという方だ」
賢者「八咫烏っていうのはね、本来国から国を案内する3本足の神の鳥だったんだけど、魔王の魔力の影響でね、闇落ちしちゃって、闇に導く用になっちゃったの。一回魔王の手に落ちた者は元に戻らないから、倒さなきゃいけなかったんだけど」
聖騎士「腐っても元は神の使い一般人じゃ歯が立ちません」
格闘王「そこで、俺らのような力あるものが探して回ってたんだが、まさか坊主に先を越されちまうとは、しかもなんとなくで倒しちまうんだから大した男だ!!」
勇者「いや、あの…」
賢者「神の使い相手にそれって、もしかしたら…」
聖騎士「神と同等の力の持ち主ですね」
格闘王「いやー!この坊主がいるならこの先安泰だな!」
聖騎士「ええ、我々も微力ながらあなたをサポートさせていただきます」
賢者「ふふっやっぱりあなたは興味深いわ」
3人「勇者様万歳!!」
勇者 (俺…どこまで行っちゃうの?)
勇者=カカシ