プロローグ
この物語はSSであり、小説の体はなしていないのでご了承ください
勇者 (一人旅じゃ辛いと思って、仲間を募集したのはいいけど…)
格闘王「おらぁ!」
賢者「究極魔法!」
聖騎士「雷神よこい!」
勇者「なんなんだよ…こいつら…」
聖騎士「勇者殿終わりましたぞ!」
格闘王「怪我はねーか坊主?」
賢者「さぁ、全回復魔法を!」
勇者 (お前らが強すぎて、戦闘に参加すらしてねーよ!毎回毎回剣を構えて、戦闘終わったら、それっぽく振り回してしまうだけだよ!)
勇者「あ、スライム!よし、そろそろ俺だって勇者らしいところ…」チャキッ
3人「うおおおおおおおおおおお」
―スライムを倒した 聖騎士 格闘王 賢者 は経験値1を手に入れた
格闘王「ふふ、てめーら中々やるじゃねぇか」
聖騎士「そういうあなたこそ」
賢者「あら?丁度今レベルが上がったみたい。やっとレベル73かぁ」
格闘王「はっはっはっは修行が足りねぇなぁ俺はもう80だ!」
聖騎士「うわぁー頑張りましたねぇ、私は76です」
賢者「勇者様は?」
勇者「……1……」
賢者「え?」
勇者 (お前らが、俺が攻撃する前に魔物倒しちゃってるから経験値もクソもねぇよ…)
格闘王「はっはっはっは俺たちの勇者様にレベルを聞くだけ野暮ってもんよ 俺たち凡人とはレベルがちげーのよ!生まれたときから、カンストしてんじゃねーか?」
勇者 (ねーよ!農家の生まれだよ!くじ引きで魔王討伐の指名引いちゃっただけだよ)
聖騎士「あーありそうですね。流石です魔王討伐後は是非とも我が騎士団を率いて頂きたい」
格闘王「いや、うちの道場の師範代としてだなぁ」
賢者「あらぁ?この世界を知るたびに出るのもいいんじゃない?」
勇者 (なにこれ、俺の知らないところで俺、神になってんの?)
格闘王「あ、あいつこのダンジョンのボスじゃね?」
勇者 (ボスだと!?一発でも入れれば経験値がおいし…)
―ボスを倒した
勇者 (ちくしょおおおおお1ターンキルかよおおおおおおお)
賢者「歯ごたえなさすぎぃ」
聖騎士「勇者殿が出るまでもありませんでしたね」
格闘王「まぁまぁ、まだこんな雑魚は俺らだけで十分だ。勇者の坊主は来るべき魔王戦に向けて力を蓄えておいてくれ。奴は恐ろしい魔法を使うらしいからな」
勇者「ははは、そいつはどうも…」
勇者 (もうお前らだけで魔王討伐いけよ…そして魔王よりお前らが怖い…この先俺が弱いこと知ったらこいつらどーすんだ)
勇者=ニート