表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

笑顔と挨拶

作者: amai
掲載日:2026/02/27

コンビニのアルバイトを始めて一週間が経った。

やっとそれなりに動けるようになってきた……はずだけど

失敗ばかりの日々に気持ちが沈んでいた。


この間は、お寿司を買ったお客さんに

「温めますか?」

と聞いてしまったり


おでんをトングでうまく掴めなくて

何度もつゆの中に落としてしまったり


品出しもすごく遅くて……きっと呆れられてるに違いない。


ああ……これはきっと……クビだ。




そろそろ終業時間になる頃

店長に呼ばれた。


ついに来てしまったか、この時が。

私は大きく息を吐いて気持ちを落ち着かせ、店長のところに行った。




「毎日よく頑張ってるね! 仕事は慣れた?」


あれ?

店長すごく笑顔だ。


「あ、はい。だいぶ慣れました……けど……」


「けど?」


「私、いつも失敗ばかりで皆さんに迷惑かけて……本当にすみません」


私は店長の顔が見れなくて思いっきり頭を下げた。


「いやいや……そうやって覚えていくものだから。むしろ失敗した方がいいんだよ。それに……」


──?


「君はいつも笑顔で、挨拶が気持ちいい! そういう子はなかなかいないから貴重な存在だよ。これからも宜しくね!」




私は家に帰ってからも店長が言った言葉が嬉しくて

思い出すたびに頬が緩んだ。

いつも笑顔だって。

挨拶が気持ちいいって。

ふふ。




翌日。

新たな気持ちでお店に立った。

聞こえてくる入店音。




「いらっしゃいませ! こんにちは!」




とびきりの笑顔で今日もスタートだ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
 失敗し、心の中で落ち込みながらも投げ出さずに再挑戦し、挨拶もかかさないアルバイトさんと、そんなアルバイトさんの奮闘や長所を見てくれてる店長さんのお話、読んでるコチラまで励みになりました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ