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長安城大混戦、魔道兵器ピンクドラゴン参上!
ウチ、アイル。
もはや意味不明。
「全軍、前へ! 敵を包囲せよ!」
「心得た!」
呂布と曹洪の一騎打ちの最中、大混戦となった。
ほんの数合打ち合った後、曹操が大号令をかけ、全軍が動き出したのだ。
突然、ピンクの馬車がトランスフォームする。
ウィーン、ガタン、ゴトン。
な、なんや?
「魔道兵器ピンクドラゴン」
孔明が抹茶ラテを飲み干しながら呟いた。
唇が緑に染まる。
関羽が真剣な表情になる。
「ゲリラライブがいつ始まっても、アピールできるというもの」
なんでやねん!
ピンクの馬車はドラゴンへと姿を変え、大いなる叡智が言葉を紡ぐ。
「我が命、小喬に捧げる」
お前もか?
玄徳が横になり、昼寝を始める。
「今、我が君の魂が、ピンクドラゴンに共鳴する」
孔明が目を見開いた。
ほんまかいな?
だが玄徳のいびきは、本当の戦はこれからだ、と告げているようだった。
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