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呂布が攻めてきたかと思ったらいびきだった。五つ星『ズボラの館』の残念すぎる実態
ウチ、アイル。
もう限界や。
洛陽。
五つ星寝カフェ『ズボラの館』。
天井には場違いなほど立派なシャンデリアが輝いとる。
けど、その下では客たちが毛布にくるまり、ソファや畳スペースに四肢を投げ出して、轟音いびき大会。
ゴッゴゴゴッ……!
呂布が攻めてきたんか? ってレベルや。
テーブルの上には飲みかけコーヒーと湿気たポテチの袋。
床にはスリッパが点々と脱ぎ散らかされ、通路がまるで落とし穴だらけのダンジョンみたい。
スタッフはというと……カウンターで全力スマホゲー。
「コンボ決まった!」とか言うとる場合ちゃうやろ。
仕事せぇよ!
壁には「五つ星の安らぎを」と金ピカのプレートが掛けられているが、どう見ても安らぎよりズボラ感が五つ星。
「ビンゴゲーム始めまーす!」
……寝カフェやのに。
ね、寝られへんわ!
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