表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

57/166

天下無双の呂布が最強の勇者になるより先に、とんこつチャーシューに夢中な件

 ウチ、アイル。

 ほな、ちょっとだけ付き合うてや。

「この店だ。包囲しろ」


 外がざわついとる。


 洛陽らくようから追い出されたはずの呂布りょふがおるせいやろな。


「オラ、どけぇ!」


 けたたましい声が響き、呂布はなりふり構わず、厨房ちゅうぼうから青龍刀せいりゅうとうを両手に飛び出した。


「捕らえろ」

「とんこつチャーシューになりたい奴はかかってこいや!」


 プロレスラーの決め台詞みたいなノリやな。


 いや、今は〆(しめ)のお茶漬ちゃづけを楽しみたい気分やし……プリンパフェでもええんやけど。


 孔明は外の騒ぎを完全スルー。

 劉備りゅうびと関羽も同じや。


「関羽にお店の案内をしてもらいましょう」


 大喬だいきょう小喬しょうきょうの姉妹ユニット『にゃんにゃん☆クイーンズ』の話で盛り上がっとる。


 くそっ、今日は帰られへんな……。


 あまりのカオスに、ウチの意識は遠のいた。


 その瞬間、包囲網をくぐり抜けて、錬金馬の赤兎馬せきとばが呂布の元にやってきた。


煌弓天翔きらめきアロー


 呂布が叫び、放たれた矢が夜空にきらめいた。


 その咆哮ほうこうが野へと飛び散る。


「貫け! とんこつチャーシュー魂ィ!!」


 どんだけ好きやねん!

 そこまでやるか、呂布!!

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ