セーブポイントでリスタート! 前世を変える異世界召喚
ウチ、アイル。
モチベ急上昇。
蜀、成都。
さて、引っ越しも無事に終わったし――
オープンのチラシをポスティングして、娘々の面接も準備万端や。
……と思ったら、孔明がひょっこり現れた。
「何かあった時、この袋を開けてください」
「は? なんの話や?」
説明もなしに、転送の光がウチを包み込む。
「次に会う時までに、炊飯器の音真似を極めておきます」
「アホかいな!」
突っ込みもむなしく、ウチの体は光の粒子に分解されていく。
――気づけば。
見慣れた校舎。
耳に響く、生徒たちのざわめき。
「天王寺の学園……? なんでやねん」
ゲートが開き、懐かしい顔ぶれが次々と現れる。
シルヴァーナ、ロウィン、イツキ、イブキ、ハルト、ルミナ、リルヴァナ。
「久しぶり。元気にしてた?」
まさか――。
全滅したあの瞬間の直前に、セーブポイントが仕込まれていたなんて。
やっと、リベンジのチャンスが巡ってきた。
いてもうたる。
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