表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

160/218

借金ツアーの途中ですが、安定の法則をテイスティングだけして帰ります!

 ウチ、アイル。

 後悔、憤怒、孤独、そして純粋な自己という、最高のダシで「自由の法則」を完成させた女。

「どう見ても、ウチの方が喰われそうや」


 中華菜刀を肩に担ぎ、正直に呟く。

 普通に考えたら、逃げの一択や。


 ドクロスマホが甲高い電子音で笑う。


『カッカッカッ。マスターの辞典に「逃げる」なんて言葉はありません。なるようになりますよ!』


 スマホの脳天気な返答に、ウチは肩をすくめる。


「まあ、せやな。いっちょやったろか!」



 ちょうどそのタイミングで――


 玉座に座る竜宮城の主の『永遠エターナル安定・スタビリティ』が、ウチの「自由の法則」という無秩序を許すまいと、竜宮城全体に絶対的な拘束の圧力をかけた。


 そして、城のそと、夜空に静止していた孔明龍こうめいりゅうが、内部を狙い、その口から黄金粒子砲を放った。


 竜宮城の絶対防壁を突き破り、建物が崩壊を始める。


 孔明龍の頭上で、仁王立ちの張飛が叫んどる。


「その鍋が煮立つほどに、宇宙は燃え盛るぞ! ぐあっはっはっはぁ!」


 なんでやねん。

 お前が宇宙で一番暑苦しいくせに。


 そう思った瞬間、ウチは転送光に包まれた。


 ええとこで、邪魔されたな。


 でも、今回は目的を達成したからええやろ。


 ウチは必ず、パワーアップして戻るつもりや。


 ――その時、自由の香りがまた、宇宙のどこかで煮立ち始める。


 それまで、命は預けておくで。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ