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【シェフ変身】 限界突破の火入れ! ドクロスマホが告げる『ミシェロンシェフ・エクストリームモード』の起動

 ウチ、アイル。

 制限時間は、一刻 (約2時間)。

 「百人が歓喜し、千人が失神する」料理として、蜀の郷土料理『麻婆豆腐』の限界突破バージョンを創造するで。


 ここは派手に勝って、ライバルKにウチの進化を見せつけなアカン!


 七色の結界のエネルギーを感知しながら、成都の街で仕入れた最高純度の山椒さんしょうと唐辛子を躊躇ちゅうちょなく投入する。

 その量は、並の料理人なら即座に理性を破壊される濃度や。


 しかし、ウチはそこに、神罰のエキスを数滴と、究極の穏やかさを持つ霊的な薬草を組み合わせた独自の『調律剤』を投入した。


 ジュウ!


 この爆発的な熱量が、ウチの料理魂ソウルを限界まで燃やし尽くす!


 その瞬間、ウチは腰に下げたドクロスマホを手に取った。

 画面をスライドさせると、ドクロの目が赤く光り、低音の電子音声が響き渡る。


『ミシェロンシェフ・エクストリームモード、起動!』


 スマホから、麻辣マーラーの熱気にも負けない真っ赤なオーラが噴き出す。

 それはウチの全身を包み込み、髪の毛は逆立ち、瞳孔は七色に輝いた!


 グオォォォ!


 ウチは大きく口を開き、内なる料理魂を、調理台の上の具材めがけて灼熱しゃくねつのブレスとして吐き出した!


 具材は一瞬で究極の火入れを施され、その熱気は七色の結界を揺るがし、観客席の武将たちが一斉にざわめき始めた。


『な、なんだ!? あの娘の料理から、もうオーラが放たれているぞ!』

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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