虹色張飛、暴走モード突入! 関羽の極秘任務と七星草の根
ウチ、アイル。
虹色の張飛にツッコむ女。
「……オレ様へのおかわりは自由か?」
張飛の顔は、完全に異世界のサイケデリックな仏像みたいになっとる。
琥珀を握りしめたまま、グワッと宝物庫の棚に突進した。
「おい、待て張飛! 全部食うな!」
「うるせえ!」
巨大な琥珀の塊がドゴォンと音を立てて床に落下。
その衝撃で、緊急警報がけたたましく鳴り響く!
ウゥゥーーーッ!
「いかんでおじゃる!」
関羽がピシャリと声を上げた。
同時に、背後の扉から土人形の衛兵たちが近づく足音が聞こえる。
「何を呆けておる! 扉を閉めろ」
張飛は「任せろ!」と叫び、虹色のオーラを噴き上げながら、蛇矛を構えて扉へ突進していく。
その隙に関羽は懐から薄い金属製の籠を差し出した。
「これに入れた食材は、いかなる神々の感知も逃れられる。極秘の材料、『七星草の根』を!」
張飛の暴走は目くらまし。
関羽が真の任務を託してきたことを悟った。
「どこにあるんや!?」
関羽は宝物庫の最も暗い隅、古びた木の箱が積まれた場所を顎で示した。
「あの裏。焦げた臭いが濃い場所だ」
まさか、犯人の材料ルート……関羽が握っとる?
急いで七星草の根を探し始めた。
木の箱の裏には、琥珀とは比べ物にならないほど禍々しい、黒く渦巻いた根があった。
その根の横には、やはり『封印粘土』がへばりついていた。
この七星草の根こそが、爆弾のコアやったんや!
根を籠に入れ終えた瞬間、関羽がウチの肩に手を置く。
「これは子龍も知らぬ、真の神殺しの食材だ。孔明様の宝物殿の鍵は、我が持っている。次はそこへ向かう。真犯人を突き止めるために、協力するでござるか?」
目を逸らさずに問い返した。
「当たり前やろ。――でも、あんたが『アイルを始末した』って言うてたけど、どういうことなん?」
「……このタイミングで?」
関羽の声は、零度以下みたいにギンギンに冷えとった。
問答無用で、運命が動き始めたのを感じた。
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