4話
眠い。
眠い中書いているから誤字とか脱字とかが増えるんですね!
まあでも、眠い時の方がなんか筆が進むともう。
多分、頭で考えすぎないからでしょうね!
あの日の一件から僕は一週間も学校を休んでいた。
あの夢のこと、自分の過去のこと、何も知らないまま気持ちの悪い感覚を負わされるよりも、やはり自分したかった。
それでも、僕一人ではどうしようもできなく、足踏み状態が続いていた。
一人であれやこれやを考えていると不意にチャイムがなった。
誰がきたのか確かめてみると、扉の前には佐津間が立っていた。
「よっ!最近学校きてないから様子見にきたぞ。とりま上がらせてくれや」
いつもの陽気な声に少し気分が落ち着き扉を開ける。
「お前顔色悪いな、なんか食ってんのか?、、、いやまともなもの食ってないって顔してんな」
「よくわかったね」
佐津間はズカズカとキッチンの方へ入る。
「なんか簡単なもの作ってやるから、そこで座ってろ」
ありがとう、そう言って横になる。目をつんざくような蛍光灯の光。
キッチンの方から聞こえる気持ちのいい包丁の切る音。
昔のことを思い出していた。
熱が出て、寝込んでいた時。
母がおかゆを作ってくれた、そんなどこにでもある家族の記憶。
そんなことを思いだしていると、できたぞという声が聞こえる。
『ほらよ、適当に食え」
「ありがと」
ある程度食べ進めると佐津間が口を開く。
「そういえば親は?」
「さあ?出かけてるんじゃない?」
「知らないのか、まあいい。それじゃあ、なんで学校来なかったか話を聞かせてもらおうか」
「長くなるけどいい?」
「それもためだけにきたから」
悪戯っぽい笑みを浮かべて佐津間はそう言って見せた。
一週間前から出てきた通り魔の出現から皮切りに、不思議な夢を見るようになった。
ただの悪夢にしては覚えがありすぎて、昔の記憶だというにも知らなさすぎる。
自分の過去の記憶なのに、僕にはその記憶が一切なかった。
クラスメイトが死んでからより一層見るようになった。
昨日の夢の座敷の話、自分の過去と向き合うために動こうとしているのだがまだ足踏み状態にいる事を話したが、佐津間には結局、クラスメイトの死体のことは話せなかった。
「じゃあ、いっその事その神社探して見るか?」
それは、思いがけない提案だった。