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仮題 いつの日か  作者: 彼方
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2話

知人に俺は誤字が多いと言われました。

まあ、読み返しなんてしてないし添削なんてものもしてないからなですけど

何卒、よろしくお願い致します。

朝ごはんを食べ終え、制服に着替える。

学校へ行く準備は昨日の段階ですませているので、もう家を出るだけ。

昨日の葬式のことを思い出す。そういえば、3日ほど前の夜。死んだクラスメイトを見た。

まあ、それがどうしたって話だけど。

もうそろそろ家を出ないと遅刻してしまういかんに差し掛かる。

外に出ると、少し肌寒くなるがそれでもブレザーのおかげで心地いい温度になっている。

駅のホームまで数分ほど歩く。

ホームで電車を待つ。回りには様々な人々がいる。

通勤に疲れているサラリーマン、携帯で自分の顔を見ているキャリアウーマン、グループで集まって喋っている高校生、一人で淡々と待っている小学生。

今日も変えられぬ通学電車だ。


目的の駅に着く。

学生とスーツの人が多く降りる。

比較的賑わっている市の中心にある学校は、古くからある進学校なのに対し、ある程度自由な校則で有名な高校である。

教室に入るといつもは賑わっている中も控えめだった。

自分の席に着く。特に話す相手もいないし本を読む。

キリのいいところまで進め読むと後ろから、よっ、と友達に声を掛けられる。

おはようと僕は本に栞を挟み込み振り向く。

「今日はやっぱり、静かだね」

「しょうがねぇよ、あんな事があったばっかりだからな」

「だね、佐津間も気をつけなよ。通り魔はどこで出会うかわからないんだから」

忠告さんきゅ、と言って自分の席に戻って言った。

チャイムとともに担任が入ってくる。

日直の号令から恒例の段取りが始まる。

今日の授業予定の振り返りなどをして終わる。

最後に先生が最重要事項を話し出した。

「最近、ここら辺で通り魔が出ています。みなさんも出来るだけ一人の夜道には気を付けましょう」

生徒のデリケートなところを避けつつ、慎重に重要な点だけを伝える。

その後の授業も何気無く終わったが、いつもの雰囲気が少しだけ暗く思えた。

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