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ラジオ大賞  作者: ふりまじん
白百合姫
99/111

文花

姪の名前は文花と言う。

私の妹、月美(つくし)の娘で今年で高校1年生。

とは言え、最近の色々で入学祝も言ってなかったりする。

そんな事もあって、私は、少し早めに姪を迎える準備をしていた。

アップルパイは、妹の好物なので箱につめ、

お祝いとお小遣いを包み、最近、お茶の間と化している縁側に、お気に入りのキルティングのシートを敷いて、文花が小さな頃にままごとで使った、小さなテーブルを用意した。

これは、父が初の孫娘の為に用意したもので、久しぶりに戸袋の奥から引っ張り出してきた。


カップは、ワイルドストロベリー柄の高級茶器。


同僚の結婚式の引き出物だ。

私の若い頃は、国内外の高級ペアカップが、引き出物に使われていた。

とても好きな茶器ではあるが、気を使うので殆どしまいっぱなしだ。


「お姉ちゃん、ズルい。」


ふと、妹の膨れっ面が頭に浮かんで微笑ましくなる。

妹は、このカップを欲しがったが、私は、あげる気はなかったし、月美(つくし)の誕生日のお祝いにケーキ付で登場するだけで、そのうち満足をしたようだった。が、私の結婚が決まったとき、月美は少し照れたようにうつ向きながら、

「イチゴのカップは、私のだから。使わせないでよ。」

と、言ってきたなぁ。

可愛かったけど妹も、もう、このカップの事など、忘れているに違いないと考えると、懐かしくも切なく感じたりする。


なんて、考えながら待っていると、玄関に人の気配がする!


文花ちゃんだわ( ´艸`)


私は、廊下を小走りに玄関へと向かうと引き戸を開ける。


「こんにちは、おばさん。」

文花の挨拶を少し戸惑いながら聞いた。

身長は160cmくらい。私は少し背を超されたのを感じる。が、横幅は、すっぽりと私の体に収まりそうなくらい細い。

「こんにちは。まあ、あがって。」

久しぶりに会う姪の姿に少しドキドキする。


文花は、細い縦線の前ボタンのシンプルなワンピースに白いサンダル姿。

つばの短い麦わら帽子をとると、ショートカットの黒髪が、はしゃぐ様に宙に舞う。


すいません、文花ちゃん、高1ですm(__)m

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