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ラジオ大賞  作者: ふりまじん
投げ銭大将
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スミレ、テンプレる

web小説の異世界ファンタジーも、独特の癖がある。

その癖とか、雰囲気のようなものを含んでいる物語の事をネットでは、『なろう系』ファンタジーと呼んでいる。らしい。


『小説家になろう』と言うwebサイトの作品に代表される風味だからだと思う。


で、このてのファンタジーには、テンプレと呼ばれる基本の筋がある。


テンプレなんて言われると、なんだか独特の新しいものに感じるけど、

二時間ドラマの法則とか、

時代劇のおやくそくと呼ばれるものだと思ってみれば、なんて事はない。


特に『なろう系』と呼ばれるものは、テンプレを守りさえすれば、誰でも書けると噂されている。


まあ…そう簡単でもないだろうけど、それでも、アーサー王伝説をトレースするよりは、楽チンに違いない。


と、自分を励ましつつ、知っているweb小説のテンプレについてノートに書き出すことにした。


パソコンより、はじめの考えをまとめるのはノートにしてしまうのは、やはり、年なのかも知れないけれど、鉛筆のしなる感じと、紙の質感、フリーな感じが、子供時代を思い出して落ち着くのだ。


カップには、英国の紅茶プリンスオブウェールズ。

この紅茶は、色が黒くて、子供の頃は苦手だったけれど、今は何となく、この独特の香りや渋味が、考え事をスムーズにしてくれそうな気持ちにしてくれる。

アガサも、こんな風に物語を考えたのかしら?


私は、窓の外の青空を見つめてボンヤリと考える。


さて、web小説のテンプレについて書いてみる。


難しいことはない。

基本、主人公は気のいい普通の人とか、無職とか、職場で上手くいってない不幸な人物。


そんな主人公が、なにか…一番使われるのが、子供を助けるなどの善行をして、トラックに引き殺されるなどの出だしが多い。


で、その善行の為に、神様から次に生まれ変わるときに、色々な特殊能力を貰うのだ。


これについては、

生まれ変わる(異世界転生)と、

気がついたら、異世界にいた(異世界転移)の二つのパターンがあり、人気ジャンルの為なのか、タグをしっかりと入れるのが、暗黙の了解みたいだ。


まあ、それだけ検索もされ、

ヒット数も多いと言うことなのだろう。


私は、雄二郎のキャラを生かしたいので、異世界転移になるのかもしれない。

で、転移するのが中世のヨーロッパ風味の異世界が約束らしい。

別に、日本でも、アフリカでも文句は言われないが、大きな群れから外れてしまうので、この辺りは考えものだ。


私は、群れの中で地味にアクセスを稼ぎたいので、舞台はヨーロピアンにし、

なんか知らないけれど、地味な田舎に雄二郎モデルの主人公は転移させられる。


この後、派手な展開を望む場合は、勇者とか、ドラゴンに遭遇し、


普通の生活をしたい場合は、高確率で可愛らしい少女に助けられ、なんかよく分からないけどスローライフをすればいいんだと思う。


私は、ゲーム風味の勇者の話にはついて行けないので、スローライフ系にしよう。


でも…スローライフって、本来の意味とは違う風な感じもするけれど…


私は、早朝から動物の世話をしたり、あくせくと働く農家の生活を思い起こしながら、こんなのを書いても人気は出ないのだろうと苦笑した。


で、スローライフを選んだ場合、次に、好きな職業や趣味を生かした生活を考えることになる。


私達の場合は、フリマになるんだろう。


フリマの会での思い出を売るのだから。



と、ここまで書いてみて、ワリと読める筋書きになりそうな事に驚きながらも嬉しくなる。


さすが、異世界テンプレ…誰でも書けると言われる事に嘘はない。


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