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ラジオ大賞  作者: ふりまじん
白百合姫
102/111

タイタンの恋人

文花は、しばらく嬉しそうに亜美ちゃんの近況を教えてくれた。

亜美ちゃんは、高校3年生。そろそろ進路が気になり始める頃だ。

親の心配とコロナもあって、亜美ちゃんは宇宙くんに会いにいけないし、

その前に、宇宙くんの気持ちがよくわからないらしかった。


「で、考えたんだ。小説を書いて、二人に朗読を頼んだらどうかって。」

文花は、少女特有の『恋に潤んだ瞳』で、私に話しかけてくる。

自分のイタイ経験が、話にのるなと警告する。

「それは、楽しそうだけれど、それなら、文花が今風の話を作ってあげたら良いじゃない。」

私は文花をかわした。

「無理!私には、あんな作品書けない。」

文花は、あのCDを持ち上げた。


私だって…もう書けない話よっ…恥ずかしい(///∇///)


私は、自分の作品を誉める文花を疑りながら、何とか書かずにすまないか、必死で考えた。


「文花ちゃんが書けば良いじゃない。亜美ちゃんもそっちの方が喜ぶと思うし。」

「無理無理…。伯母さんみたく上手く書けないよ。

それに、続きを読みたいし。」

文花の言葉に、嫌な予感が走る。

「続き…?」

私の質問に、文花は頷きながら数枚のコピー用紙の束を取り出して私に見せる。

折り畳まれたコピー用紙を開くと、そこには、目に染みるような、スペースオペラな絵が書いてある。

したの方には、尖ったアート文字で、『タイタンの恋人』と、書いてある。

その文字を見た途端、レーザーで胸を射ぬかれたロボット見たいに、一瞬、体の機能が止まってしまった。


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