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先輩
久しぶりの姪とのお茶は楽しかった。
妹の話を久しぶりに聞いたし、文花の高校生活も聞けた。
帰宅部にしたようだが、パソコンを使って絵を書いたりしているらしい。
色々と制限はあるとは言え、田舎でもあるし、それなりに夏休みも楽しんだようだった。
日差しが弱く、涼しくなって来たのを合図に私は、お土産のアップルパイを取りに立った。
アップルパイとお小遣いを貰って、文花ははにかみながら「ありがとう」と言った。
その姿が可愛らしくて、つい、ボーッと見とれていると、文花が少し間を置いて、勇気を振り絞るように私に聞いてきた。
「高妻 亜美先輩を知ってますか?」と。




