仮:記憶喪失
※物語の種(ネタ的なものです)
作成するとしたら
短編か中編ぐらいを予定し続きも
ここでやらせていただきます..。
シリアスな雰囲気が苦手、
そしてそんな不確定なもの読む気しない方の
閲覧はオススメしません。
あくまでネタ。
欠片みたいなものだと
思われて下されば
有り難いです。
─嫌だ!離せ、離せよっ
『嫌じゃない……
嫌なんじゃないだろう?』
いくら否定の言葉を吐いてもアナタは僕を離してはくれない。
なんで…
なんで……?
僕は知らない。
僕は知らないんだ。
僕はアナタを知らない筈だ。
だって僕はこの僕自身さえも知らないんだから………。
それになんで…
なんでアナタはそんな悲しそうに笑うの?─
『………気がついたようだな。』
瞼をあけると目の前にはどこかホッとしたような表情をした男の顔。
アナタはだあれ?
どうしてそんな顔で僕を見ているの???
「 。」
聞きたいのに声が出せない。
『!?………どうした
、
まさか…声が、でないのか?』
うん…そうみたい。
一言ですむような返答も今の僕には出来ないみたいですよ…。
仕方がないから頷いて応えてみた。
………あぁ、泣きそうな顔。
悲しまないで。
そんな顔しないで笑ってよ。
変だな…僕。
アナタにはそんな顔してほしくない。