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 スマホから流れる目覚ましがわりの歌と、足の冷たさで目が覚める。いつの間にか足だけ布団の外に出してたみたいだ。でも、寒くて眠くてまだ布団から出たくない。

 一旦布団から上半身だけ出してスマホのアラームを止め、毛布を頭から被って体を丸めて微睡む。このまま二度寝したらまずいのは重々承知だが、冬のこの瞬間が間違いなく一番気持ちいい。

 辺りがまだ暗いのも眠気を誘ってくる要因だ。明るかったら「あ、そろそろ動こうかな」みたいな気持ちになるのだ。それが冬ときたらまだ取っても暗い! だから体も「まだ大丈夫だよね……」と眠りにつこうとするのだ。


 そうやって、自分にあーだこーだ言い訳していたら、いつの間にか二度寝していた。起きたのは七時半。柔らかな陽光と、雀の鳴き声が心地いい。学校の遅刻は確定した。ならばあとはいかにこの朝の時間を有意義に楽しんで二時間目に間に合わせるかだ。ひとまず寒い体を引きずって、朝ごはんを食べる。適当にヨーグルトとバナナを食べたら歯磨きをして着替えて、髪を整える。二時間目にはまだ50分もある。家から学校までだいたい30分。ふむ。あと20分でどうやって優雅な時間を過ごそうか。大体新聞か本読みながらコーヒーでも飲むのがお約束みたいなところがあるけど、生憎と新聞は取ってないし、本はあんまり読まないし、コーヒーは飲めない。ならばと捻り出した優雅な時間第二案は三度寝だ。三回目はいよいよ終わる。多分お昼前まで寝て学校そのまま行かなくなるやつだ。全然優雅でもないし、うーん。朝の過ごし方ムズいな……?

 そんなことを考えてたらあっという間に家を出る時間になった。

 いつもは道を行く同じような学生もおらず、車通りも少ない。なんだか優越感に浸ってしまうが実態はただの遅刻である。しかも二度寝が原因の。冬にしては幾分か暖かい日差しを浴びながら、首元の寒さにやられそうになって、きゅっとマフラーを巻く。


 そんなことを考えつつも学校に到着。当然二度寝から目覚めてすぐに連絡はした。その時に多少のお小言はいただいたが、完全に私が悪いのでどうかこれ以上傷を抉るのはやめてほしい。

 友人達にも二度寝しちゃったぜ☆ って送ったらずるいだの終わってるだの好き放題言われたし、やはり二度寝は悪い文化なのではないだろうか。まぁ、一番気持ちいいからやめられないんだけど!

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