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詩小説ショートショート集  作者: 水谷れい


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25/87

また来てね、Bye Bye

原詩:また Bye Bye


いったい何をさがしてたの

いつでも行ったり来たり

また戻ってきたね

くれない色の愛が切り札

煙草のけむりにかくれて

また Bye Bye


いったい何をさがしてたの

いつでも同じ輪をまわり

また戻ってきたね

傷つくひまもなくさよなら

ビールの泡でとんでいく

また Bye Bye


いったい何をさがしてたの

いつでもうさぎの目をして

また戻ってきたね

君のワインに少しただよいぎみ

あたしの中で充電して

また Bye Bye


ーーーーーーー


詩小説: また来てね、Bye Bye


駅前の小さなバー「くれない」には、毎週金曜の夜になると、決まって同じ男が現れる。

煙草の煙に包まれながら、カウンターの端に座り、赤いワインを一杯だけ頼む。

そして、何も語らずに帰っていく。

「いったい何をさがしてるのかしら」

バーテンダーのミナは、毎回そう思いながら、彼のグラスを磨く。

彼はまるで、何かを確かめに来ているようだった。

それは愛か、記憶か、それともただの習慣か。


ある晩、彼は少しだけ口を開いた。

「この店、昔、彼女と来たんだ。彼女は…うさぎみたいな目をしてた」

ミナは静かに頷いた。

「ワインを飲むと、少しだけ漂ってるみたいな顔してた」

彼は笑った。「ただ酔ってるだけなんだけどね」


その夜、彼はワインを二杯頼んだ。

一杯は自分に、もう一杯は隣の空の席に。

「充電してるんだ、彼女の記憶を」

そう言って、グラスを見つめた。


ミナはそっと、ビールの泡が消えるように、彼の言葉を胸にしまった。

そして、彼が立ち上がると、いつものように言った。

「また来てね、Bye Bye」

彼は振り返って言った。

「ありがとう。また来るよ。今度は、きみの話を聞かせてくれないか」

ミナは微笑んだ。

「待ってるわ」


=====


わたしの詩小説をもとにAI君が詠んだ連作短歌です。


連作短歌:また来てね、Bye Bye


駅前の

赤き灯りに

くれないの

グラスを磨く

ミナのまなざし


煙草の

ゆらめく影に

沈むひと

愛か記憶か

習いのごとく


うさぎ目の

彼女を語る

その声に

漂う笑みは

酔いの仮面か


二つ置く

赤きワインの

ひとつには

空席に充つ

記憶のひかり


Bye Byeと

去りゆく背中

振り返り

「また来るよ」と

約す微笑み

詩をショートショートにする試みです。

詩小説と呼ぶことにしました。

その詩小説をもとに詠んでくれたAI君の連作短歌も載せます。

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