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第2.5話 うちの『恋』



 この0.5話系は本編にはあまり関係のない綾乃と恋ちゃんの絡みを書きたくて載せました。飛ばしても大丈夫です。(飛ばさないで(泣)


――――――――――――――――――――



 (はぁ〜〜〜〜ほんまに……)


 いや〜恋みくじのときはどうなるかと思ったわ。まあ元はうちの失言がきっかけやねんけど……。


 光姫はもうちょい自分の言葉の重さに気づいたほうがいいなあ。


 光姫は気づいてへんけど、好きな人おるって言った瞬間この世の終わりみたいに青ざめてたで。


 「おい綾乃!!聞いてるのか!」



 うちらは帰り道がちょっと違う。


 うちと恋が一緒で、光姫と海夏が同じ帰り道やねんよな。


 うちとしてはあの二人がまだ付き合ってないことが驚きでしかないんやけど……。


 問題は海夏やな……。早く告らんからやで。



 …………ちなみに海夏も気づいてないけど光姫もあれは相当やな……。四六時中可愛がってるし、本人も気づかんうちに強い独占欲見せてくるし。あれは付き合ったらガツガツいきそうやな。



 二年生のときぐらいかな。海夏のために一回本気で怒ってたことがあったけど、あんな怖い光姫はじめて見たで。


 共依存ってやつやけど、もしかしたら光姫の方がずっと――――――



 「なあ〜〜!!きけよ綾乃!」


 「あ〜もう聞こえとるで恋!」


 「なんだ聞こえてたのか。よし!恋バナの続きするぞ!!」


 「え〜またなん。もううち話題なくなってきたで」


 この前恋に、『恋に恋心とか絶対にないやん』言うたせいで何か始まってもうた。嬉しそうにツインテールぶんぶんしてる。もうほんま可愛いんやから。



 「なあ!!そういえば綾乃は好きな人いないのか!」


 「…………うちはな〜。恋のこと好きやで//」


 「そうなの!ありがとな綾乃!!わたしも綾乃のこと可愛いと思ってるぞ!」


 上目遣いで可愛く恋に言ってみたけど、全く効果あらへん。そもそもやっぱり恋心とか知らんのちゃう?


 「も〜。そういう恋はどうなん?」


 「あ!!そう言えば前告白されたぞ!!

まさき……って名前だった気がする」


 う、嘘やろ…。


 うちの恋が変な男に話しかけられただけで嫌やわ…。しかもそいつ昔に海夏にも告白してたやん。


 「ま、まさか恋、オッケーしてないやんな………?」


 「な、なあ…綾乃、目が怖いよっ〜////」


 「あ……ごめんな〜。ちょっと気になってもうた」


 あかん。恋は《《うちにだけ》》すぐに泣きべそかくんやった。


 でもそんなところも可愛いんやけど。なんか泣かせたくなってまう。泣きそうになってる恋が一番可愛いんよな……。ゾクゾクする……////


 まあもちろん可愛い恋にそんなことせん……はず。


 「も、もちろん断ったぞ!綾乃との時間が減るほうが嫌だしな!!」


 「ふふっ、恋はうちの喜ばせ方をよ〜知っとるわ。恋は恋バナなんか気にせずにうちのことだけ見てたらいいんやで……」


 「ね〜!!また目が怖いよっ////」


 また泣きそうになってる。うちは恋のその顔が大好きやで……////。


 「ほんま恋は食べちゃいたいくらい可愛いんやから…」


 「うわーー!!綾乃に食べられる!」


 四人でいるのも楽しいけど、恋を独占できる時間も好き……かも。

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