20話 朝がきた
まんじりともせずに朝をむかえた。
嘘です。
グッスリ寝ました。
テヘペロ(おっさんのテヘペロって誰得じゃw)
昨夜、ライト魔法が切れて時間を確認したのが21時頃、その時に「怖くて眠れない…」と思った直後に、グー‥‥‥zzzz。
いや、真っ暗だし?
つい寝ちゃうよね?
ね?
昨日は、午前11時頃ライト魔法を使って、夕方4時頃切れた。
再度ライトを使って午後9時頃切れた。
ということは、ライト魔法は継続時間が5時間くらいか。
けっこう長いな。
俺がやってたゲームでのライト魔法の持続時間は30分だった。
この世界の魔法はゲーム仕様と異なるのか。
としても、5時間……。
この世界に魔法があるとして、5時間はこの世界の仕様なのか?
もしくは魔力に対応して威力や時間が変わるとか。
まあ、そのうちゆっくり調べよう。
さて、スマホで時間を確認したら朝の5時をまわったところだった。
8時間か、熟睡したなぁ。
いろいろあって疲れてたんだな。
窓がないからわからないけど日は昇ったかな?
日が昇っても森は薄暗いだろうけどアンデッドは減るのではとちょっと期待。
マップを確認すると、建物内の赤い点は昨夜よりだいぶ減っていた。
減ってはいたけどまだ多少は残っていた。
チッ。全部消えていればよかったのに。
んー。トイレに行きたいー。
仕方なく猫トイレを使用することにした。
小だし。
ネット小説ではクリーンとか消臭とかの生活魔法がよく出てくるけど、俺がやってたパソコンのオンラインゲームにはそんな便利機能はなかった。
ステータスの魔法を見ても、ゲームと同じく普通に攻撃魔法や補助魔法ばかりだった。
異世界転移小説に出てくる「鑑定」とか「探索」とかも当然見当たらない。
あと、空を飛ぶ飛行系魔法もない。
この世界にはあるのかな?
そこらへんも昨日中松さんに聞いて貰えばよかった。
まぁ焦らなくても街に行けばわかるかな。
とりあえず赤い点がもう少し減るまでここに篭って待つ事にした。
それまで室内で出来る魔法の確認でもしよう。
ライト魔法は継続が5時間程である事はわかった。
でも、これ、消せるのかな?
さっき起き抜けにはなったライトは頭上をフヨフヨしていた。
ゲームでは一度つけたライトは30分間自分の頭上につきっぱなしで消す事は出来なかった。
「ライト、オフ!」
白い発光体に向かって言ってみたら、ボシュと消えて真っ暗になった。
お〜、消せるぞ。
んじゃ、明るさの調整とか出来るかな?
「ホテルライト!」
と言ってみた。
オレンジのちょっと妖しい薄明かりが出た。
「ハルックライト!」
と言ってみた。
オレンジのライトが白色の超明るい光になった。
ハルックライトって何だよ、俺!
今時はLEDだろ
自分へツッコんだ。
まぁ、俺の中ではハルックってすごく明るい蛍光灯のイメージなのだよ。
この世界の魔法はイメージによるところが大きいのかもしれん。
てか、ホテルライトはないだろう。
オレンジライトがフヨフヨ付いてくるのもどうなのよ。
あ、夜中のトイレとか便利かも。
ライトの固定は出来ないか?
「ライト固定!」
歩いてみた。
ライトはさっき立ってた場所の天井に固定されていた。
おおぉ、固定成功。
「ホテルライト固定!ホテルライト固定!ホテルライト固定!」
今度は歩きながら唱えてみた。
棚の間の通路の天井三ヶ所にホテルライトが設置された。
おおおぅ、便利便利。
次はエンチャント魔法を試す事にした。




