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ひんやりと
「冷えてるね」
どうも、
「こりゃ今年はどうだい、いや〜大したもんだよ。もしかしたらね、どうだろうね」
笑顔で応える。
まあまあじゃないかと思うが、そんなことはあんまりどうでもああ。良くないな。
にしたっていきなり言われるもんだから、困る。
「まま、明日にはもういいか。こんばんは、よく寝れそうですか?」
「寝られそうで、お陰様だよ」
泣いた。よく泣いた。消した。
笑みがとまらないけど、どうだろう。旬か。
いちじくはもう食べれるんじゃないか?
「またまたご冗談を、とっても。なくなりませんよ」
「売店に、花を添えて帰ろうかと思いまして。よ〜く考えて、よ〜く考えて」
保存された。
ひんやりと。