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人生に影響を及ぼさない無駄エッセイ

中学ジャージ

作者: 家紋 武範

 はいどーも!

 なろうエッセイの島に、度々顔を出しては馬鹿馬鹿しい話をして去って行く。決してあなたの人生の役には立たないエッセイスト、家紋武範でございます。みなさんこんにちわ!


 さて本日のテーマは『中学ジャージ』という、タイトルから見ても興味を引かない、そのキャッチで大丈夫なのかと疑問が残り、家紋ファンすら「おいおい家紋ちゃん大丈夫なの?」と不安に陥るものでございますが、勢いのまま行ってみましょう!


 そもそも中学ジャージとは、それぞれの中学校のカラーを背負ったジャージでして、学生さんたちは、一斉にこれを着用します。


 体育の時間、部活の時間。

 大抵の中学生は下校の時に着用してますね。家に帰っても着替えません。中学ジャージであっちへごろり、こっちへごろり。

 お母さんが「ご飯よ~」って言っても食卓に中学ジャージ。お風呂に中学ジャージ。スマホをしながらベッドに中学ジャージ。パジャマあるのに、着替えるの面倒くせぇってことで中学ジャージのまま就寝。暑い場合は上だけ脱いで下は中学ジャージ。


 とまあ、中学生は一日の大半を中学ジャージと共にします。中学生の大親友なのですよ。


 なにしろ、重くもなく、軽くもなく、動き安いし、さわり心地もいい。まるで身体の一部だと中学生の九割思っております。


 しかも素材がいいのか、ちょっとやそっとでは壊れません。ですから高校生になっても家に帰りゃ中学ジャージに着替えてコンビニ行くなんてあるあるです。

 さらにはたまたまコンビニで出会った別の高校に行ってしまった幼馴染みもご多分に漏れず中学ジャージなので、あの頃に戻ってお話なんかもすんなり出来る。


 ですが時間は止まってはくれません。そんな中学生もいつしか大人になって都会に出ていきます。そして、大型連休に実家に帰ると母親があなたの中学ジャージを着ているというね、お下がりならぬお上がり。

 それが中学ジャージなのです。人生のあちらこちらにいて安心をくれる存在。夢の衣類と言っても過言ではありませんね。






 ですがそんな中学ジャージにも欠点があります。



 そ

 れ

 は……。






 ダッサイ!!

 いや形どうこうじゃなく、色ね。

 なにこれ。誰がカラーリング決めてんの? 校長? 教頭? 学年主任? どの中学も平均的にダサイ。


 オレンジ、真っ黄色、真っ赤、スカイブルー、モスグリーン、ラベンダー……。


 あのな……。色のセンスねーやつぁ、モノトーンにしとけよ~。

 夜間でも交通事故を防ぐために明るい色に。ってんなら白でいいじゃん。白が一番光を反射するだろー? 真っ白だとそれはそれでダサイからちょっと黒を多めにデザインしてさ~。


 なんなの? 職員会議とかで校長が


「今度、ジャージのデザイン変えるけど、黄色と黄緑にするから。ビタミンカラー流行ってるし。反論はないね。じゃ発注しといたから」


 みたいな。すでに決まりましたよ報告。少しは若い人の意見を取り入れろよ。そんなんだからダメなんだよ。

※筆者の想像の話です。




 本日も結論の時間がやって参りました。

 結論。中学ジャージは、リラックスさせる衣類の中ではハイクラス。しかし色はくそダサイ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 親がジャージを着てる、あるあるを思い出し、一人爆死しました 笑 おもしろかったです。
[良い点] ジャージ大好き!
[一言] 中学生ジャージの弱点:熱に弱い。 私が小中学生の頃は、冬になると教室に石油ストーブが置かれていた時代でした(年がバレる) 休み時間などにストーブの周りに集まって体育座りをしていると、丁度肩の…
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