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俺らの異世界国づくり  作者: セカイver.2
序章〈セカイ〉
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「その『セカイ』が俺に何の用?」

 なぜかこの純白空間にもある俺愛用のベッドのうえで、あぐらを組んで、小指で耳をかく。

「用?何だと思う?」

 さも面白そうにニヤニヤ笑うセカイ。

「んなもん知るか」

「君が死んだことを告げに来たんだよ」

 死んだ?いや、これは夢の中。現実には死んでない。死んではいないはず......。

「ていうのは冗談なんだけどね」

 大爆笑するセカイを見て俺は心底イライラする。ベッドから降りて、セカイの方に向かおうとするとセカイは真顔になった。

「君は異世界にでも転生して人生をやり直したい」

 セカイの気迫が俺の動きを止めた。そういやセカイは自分のことを俺自身と言っていた。なら俺の心中を知っていても不思議ではない。

「そんな君の願望と僕の目的が一致したわけだ」

 言っていることのわけがわからない。いやわけがわからないのは当然だ。整合性がないのは当たり前。流動的で有が無となり無が有となる。それが夢。

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