表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フォーブリッジの街へ  作者: 下田翔佑
第1章:大災害
9/10

第9話:マイハマの都へその1

櫻華さん作、天照の巫女より夜櫻さんをお借りしております。

『陽平、ビート。ちょっと俺のところに来てくれないか。話したいことがあるんだよ』と俺が呼ぶと直ぐに2人が俺の方に向かって来た。

『ユウマ、なんだよいきなり。それにビートも呼ぶなんて何か話したいことがあるのか、ユウマ』

『そうだよ、アニキ。しかも、陽平のアニキも呼んだということは念話が繋がっただね、アニキの師匠に』

『そうだよ、ビート。師匠に念話が繋がって明日の朝7時に北門からグリフォンで調査と偵察をしてくれることになった。それと同時に《ビートも同行してもいい》って師匠が承認してくれたから明日は早く起きてくれ、ビート。それからアリフを呼んで来てくれないか、ビート』と話すとビートはわかったからか元気良く返事を返して来た。

『わかったよ、アニキ。明日の朝7時に北門からグリフォンで出発だね、アニキ。それなら、今から少し準備を始めないと遅刻すると思うから、アニキ先に戻るよ。それと兄ちゃんを呼んで来るよ』と話すとビートは明日の準備を始めた。すると陽平は何だかわかったように話し始めた。

『ユウマ、師匠って夜櫻師匠のことだろう。だとしたらわかったぜ。お前が何をしたいのかがなあ』と話された俺は

『何をしたいって、なんだと思うだよ、陽平』

『それはなあ、ユウマ。ナーシャがいないことに関係しているということはもうわかっているんだよ。どうだよ、ユウマ』と返された俺はナーシャについての話を切り出した。

『陽平、実は・・・・・・。ナーシャは今ここアキバにいなくて、なぜかシブヤにいるんだ。ナーシャから聞いた話によればこうなる前に最後に寄った日本サーバーの5代都市を経由したのがシブヤだったらしいだ。今は安全な場所に協力者の人と一緒にいるから大丈夫なんだけど、問題が起きて、師匠やビートの特技を利用して調査や偵察をしているんだ。それで陽平たちにも協力してほしいだ。頼む、陽平』

『いいぜ、ユウマ。協力するよ、ユウマ。何をしたらいいんだ、ユウマ』

『陽平のパーティーに、鳥使いのサブ職業を持つ優璃という名前の妖術師の女の子がいなかったっけ、陽平』

『いるけど、優璃がどうしたんだ、ユウマ』

『陽平らしくないなあ。鳥使いのサブ職業の特技でソウルポゼッションのスキルがあっただろう。それを活用して調査や偵察が出来ないかなという話なんだがどうだ、陽平』

『なるほどな、ユウマ。それをするなら誰か見ておいている者がいないとダメだよな、ユウマ』

『そうなるなあ、陽平。それと今から大切な話があるから部屋の外で話したいだがどうかな、陽平』するとユウマと陽平に近づいてきたアリフが

『ちょっと、待ったユウマ。それってどういうことなんだよ、ユウマ』

『アリフも来たか。これで師匠にも話したことがようやく話せるよ、アリフ、陽平。部屋の外に出てくれないか』と話すと2人は『えっ』と唖然とした顔になっていた。



ーーーーーーー



僕たちは今部屋を出て、ユウマの話を聞き終わったところだった。

『ユウマさ、何か。この世界は俺たちが知っているエルダーテイルに似た世界だということなのか、ユウマ』

『そうだよ、陽平。アキバ文書館に置かれていた書物を推測するとそうしか考えられないだよなあ』

『ユウマ、そうなると夜櫻さんにいっていた通りしばらくは僕らまでに留めておく方がいいね、ユウマ』

『ああそうだな、アリフ。そうなるといつ頃まで俺らまでに留めておくかは決めないでおこう。その方が何かと都合がいいかと思うんだよなあ、アリフ、陽平』とユウマが話すと僕たち2人は同じように『そうするといいよ、ユウマ』と返し、僕たちはそれぞれの部屋に帰って行き翌日の朝となった。




ーーーーーーー




俺たち5人は夜櫻師匠との待ち合わせ場所であるアキバの街の北門まで来てみると夜櫻師匠と同行する人らしきがそこにはいた。

『ユー君、ビー君、おはよう。と思ったけど、アリ君、ユーちゃん、ミッちゃんもいるのね。隣にいるのはあたしの友人のガブリエルよ。ビー君のことはあたしに任せて、戦闘訓練を励みなさい。これはあたしからの激励と思っていいよ。もちろん、マイハマの都を経由して海岸沿いを回りながらモンスターの調査と偵察は任せておきなさい。では、ビー君グリフォンに騎乗してくれる』と話した師匠に対して俺は慌てて話し始めた。

『師匠・・・・・・、少し待ってくれませんか。話したいことがあるのでいいですか』

『いいけど、ユー君。ここだと話しづらいことかな。もしそうなら、離れた場所で話そうか』

『出来たらそうしてほしいです、師匠。それとアリフもいいですか』

『わかったよ、ユー君。アリ君も一緒なのね。あの木の下でいいかな、ユー君、アリ君』と話した師匠に対して、俺とアリフの2人は師匠の後を追って木の下まで来ていた。

『ユー君、アリ君がいるとことは例のことを話したということかな。まあ、アリ君くらいまでならいいとあたしは思うよ。ユー君の相棒だもんね。そういうことならもう話すことはないかな、ユー君』

『さすが、師匠。その通りです。アリフには例のことを話しましたがしばらくの間は僕たちのところまでに留めておこうと決めました。また、こうなる前はよく共同で狩っていた陽平にも話しましたがアリフと同じく《俺たちのところまで留めておこう》と約束してくれました。また、今日は陽平たちのパーティーの1人がソウルポゼッションの特技でここアキバの街からマイハマの都まで調査と偵察をしてくれることになりました。残りのメンバー同士で共同で戦闘訓練をすることも決まっています。どうですか、師匠』

『そういうことになっているのね、ユー君。ユー君たちの今日の行動はそこまでかな。さてと、ユー君、アリ君。ユーちゃんたちのところにそろそろ戻ろうか』と師匠が話しかけられた俺は『そうですね、師匠。戻らないと怪しくみられますからね。では、ユーミンたちがいるところに戻ってから、調査と偵察を改めてお願いします、師匠』

と俺が改めて師匠にお願いをしたら当然のような返事が返ってきた。

『当然よ、ユー君。あなたたちにパーティー戦の応用を教えたのは誰だったかな。あたしだったよね。正確には他にもいたけどね。それでは、ユーちゃんたちのところに戻ってマイハマの都をまずは目指そうかな。ユー君、アリ君。2人とも絶対に無茶してはダメだからね。あなたたちと出会ったときのようにね』と話した師匠は、ガブリエルさんとユーミンたちのところに戻ってから直ぐにグリフォンに騎乗し直し、ビートを連れて、一路マイハマの都に向かって行った。

次回予告



夜櫻とビートたちはマイハマの都へ向かい、ユウマと陽平たちは戦闘訓練をしているとある事実に気がつきます。彼らが気がついたこととは何でしょうか。



期待してお待ちください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ