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フォーブリッジの街へ  作者: 下田翔佑
第1章:大災害
7/10

第7話:シブヤの街へその5

櫻華さん作、天照の巫女より夜櫻さんと朝霧さんを、沙伊さん作、アキバへの旅程より蒼月さんをお借りしております。




妄想屋さん、沙伊さん、櫻華さんの指摘により、平成27年4月30日に修正しました。

『師匠らしくないですね、《えっ》って。確か師匠は、グリフォンを所有していましたよね』

『ユー君、確かにグリフォンは所有しているよ。でもあたしにしてほしいことって何なの、ユー君』

『師匠、実はマイハマの都からシブヤの街までの道の様子を調査してほしいです。特に海岸線沿いをグリフォンで調査してほしいです、師匠』と俺は願いを込めつつ祈って夜櫻師匠に話すと夜櫻師匠は、

『そういうことなのね、ユー君。その件はあたしが引き受けたよ。いつ頃出発出来るかな、ユー君』

『いつ頃ですか、師匠。う〜ん。明日の朝7時に北門から出発するのはどうでしょうか、師匠。それとビートと同行していいですか、師匠』

『その時間に出発しよう、ユー君。ビー君の同行するのもいいよ。あたしも同行してほしい人がいるんだけどどうかな。それと、たぶん、ビー君のサブ職業鳥使いが鍵を握っているとあたしは予想したんだけどどうかな、ユー君』

『さすが、師匠。相変わらず勘が冴えていますね。その通りです。ビートのサブ職業鳥使いはメイン職業の召喚術師や森呪遣いと同様にモンスターと契約して召喚できるサブ職業の1つですよね、師匠。それと召喚術師と同様にソウルポゼッションができる唯一のサブ職業であるといえば、師匠もわかりますよね。それと、同行者の方の件もいいですよ、師匠』

『ありがとう、ユー君。それとユー君がそんなことを話せばあたしにもわかるよ。ビー君で調査と偵察を兼ねながらソウルポゼッションをしていたくらいはね。そうでしょう、ユー君』

『そうです、師匠。それと今から話すことは、いつもパーティーを組んでいる子たちにはまだいっていないのですが、アキバ文書館でヤマトの歴史に書かれた書物を見たところある事実を知りました。師匠、そのことを聞きますか』

『ユー君、その話を聞かせてくれるかな。どんなことがわかったの』

『もちろんです、師匠。その書物には今から350年前に人間、エルフ、ドワーフ、アルヴの4種族の国があったそうです。特にアルヴ族は魔法に長けていたそうで他の3種族と争いが絶えなかったそうです。そうした中でアルヴ族の国は他の3種族によって滅びました。しかし、アルヴ族の女性6人がアルヴ族の国を復興する戦いがあったそうですが結局他の3種族によって捕らえられて処刑されたそうです。それから50年後、亜人間が出現するようなったそうです。そうした中で亜人間に対抗するためにアルヴ族の秘技の魔法を利用し、猫人族、狼牙族、狐尾族、法儀族が作られたそうです。まだ、話したいことがありますがここまでの話はわかっていますか、師匠』

『大丈夫よ、ユー君。話を続けてくれる、ユー君』

『はい、師匠。アルヴ族の秘技の魔法で猫人族、狼牙族、狐尾族、法儀族が作られたのが今から300年前と説明しました。それから60年後、つまり、240年前は亜人間との戦いはまだ続いていましたが戦況はよくなかったそうです。そのときに現れるようになったのが冒険者だったそうです。その頃から冒険者は出て来てはいなくなる存在だったと書かれていました。どう思います、師匠。僕は、出て来てはいなくなるというのはログインとログアウトのことだと思います』

『あたしは、冒険者が現れるようになった今から240年前はおそらくエルダーテイルのオープンβが開始された時期と重なると思うなあ。どうかな、ユー君』

『師匠、流石にそれないかと思いますよ。あっ。師匠、確かエルダーテイルって現実の12倍の速さで進んでいたはずですよね』

『そうよ、ユー君。それがどうしたの』

『だとしたら、師匠のいったことが理解出来ました。エルダーテイルが開始されたのが今から20年前です。しかし、エルダーテイルは12倍の速さで進んでいるのでこの世界で冒険者が現れるようになったのは240年前になります。そうですよね、師匠』

『よくわかったね、ユー君。あたしがいった言葉が。それと、ユー君。この事実は暫くの間伏せておいた方がいいかもしれないよ』

『その方がいいかもしれませんね、師匠。それとグリフォンの件はよろしくお願いします、師匠。それから救出に行くのはミーシャの妹のナーシャです』

『わかったよ、ユー君。そういえば、そう君たちには連絡したかな。してないなら、して上げてね、ユー君。こんな状況だから喜ぶと思うよ』

『蒼月たちか。今度時間があれば念話して見ます。話は変わるんですが昼間に《私たち6人が所属できるギルドを探してほしい》と妹のユーミンが念話したはずなんですがどうなりましたか、師匠』

『その件だったら、もう解決しているよ、ユー君。放蕩者の記録というギルドを知らない、ユー君』

『放蕩者の記録ですか。あっ。思い出した。確か師匠の妹さんがギルドマスターを務めているギルドのはずですよね、師匠。名前は朝霧さんで有名な冒険者の1人だって、師匠がいっていましたね。そんなギルドに僕たち6人が加入できるんなんで夢のようです。でも、ギルドに加入するのはナーシャを救出してからになりそうですが、師匠』

『そうした方があたしもいいと思うよ、ユー君。何かまたあったら連絡してね、ユー君。またね、ユー君』

『師匠も何かあったら連絡してください。ありがとうございました、師匠。失礼します』

《師匠と念話出来てよかったなあ。それよりも蒼月たちか。確か初めて出会ったときは蒼月と俺の2人で出会っただよなあ。思い出すなあ。でも今は、思い出に慕っている場合ではないな。ナーシャを救出しなければならないし、早くみんなの所に戻らないと夕食を食べらないしな。けど、あの食事どうにかならないかな》と思いながら宿屋に向かう俺の姿があった。



ーーーーーーー



『このホットケーキ、美味しいですよ、ユーミンさん。どうやって作ったんですか』

《と話しかけているのはミーシャさんです。兄さんが夜櫻さんに念話しに行って直ぐに夕食の準備をしているとある事実を掴みました。それは》

『ミーシャさん、このホットケーキは素材アイテムから調理したんです。でも、アリフ君が調理したら気持ち悪いモノになってしまったので私のサブ職業が関係していると思います、ミーシャさん』

『ユーミンさんのサブ職業って、何だっけなあ。あっ。確か料理人ですよね。もしかして料理人のサブ職業に就いていないと無理かもしれないですね、ユーミンさん』

『そうだと思うよ、ミーシャさん。それよりも、兄さんが帰って来るのが遅くないですか、アリフ君』

『そうだよね、ユーミンさん。本当にユウマはどこで何をしているのか。それと僕の失敗談を話すのは辞めて、ユーミンさん』

『いいじゃないかな、兄ちゃん。それよりも早く夕食を食べたいよ、ユーミンさん』

『しょうがないじゃないの、アリフ君。だって、そのとき手が空いていたのがアリフ君しかいなかったんだから。それとビート、夕食は兄さんが来てからだからね』と会話していると部屋の扉を叩く音が聴こえてきた。

次回予告



ユウマは師匠である夜櫻にある事実を教え、ユーミンは料理の仕方がわかりました。しかし、部屋の扉を叩く人物は一体誰なのか。

期待してお待ちください。

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