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フォーブリッジの街へ  作者: 下田翔佑
第1章:大災害
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第5話:シブヤの街へその3

櫻華さん作、天照の巫女より夜櫻さんを、ろっくさん作、片翼の天使〜シブヤに舞い降りた道化師〜より片翼の天使ギルファーさんをお借りしております。



櫻華さん、妄想屋さんの指摘を受けて、平成27年4月18日に修正しました。

『夜櫻さん、ユーミンです。今、お時間がありますか』

『大丈夫だよ、ユーちゃん。ユーちゃんはどうかな』

『私も大丈夫です。夜櫻さんに聞きたいことがあります。いいですか』

『いいよ。何かな』

『今、アキバの雰囲気はなんだか暗い感じがします。そのため、私を含めた6人が所属できるギルドを紹介してくれませんか』

『そういうことなら協力しよう。当てがあるからねえ。でも、ユーちゃんが何か悩んでいる感じの声の出し方なんだけど何かあったかな』

『夜櫻さんにはお見通しですね。正直にお話します。実はいつもパーティーを組んでいた子の1人がシブヤにいます。私を含めたパーティー全員がその子を助けようとしていますがまだ情報が十分に集まっていません。夜櫻さん、ここアキバからシブヤまでの最短距離で行ける道はありますか。また、その道にはモンスターが出現しますか。もし、出現するならどのくらいレベルのモンスターが出ますか』

『そんなことになっていたのね。さてと、質問が3個あるからそれぞれ別に答えるね。アキバからシブヤまでの最短距離で行ける方法はあるよ。確か、元の世界でいうと山の手線を回っていく方法が最短距離で行けたはずだよ。それで、モンスターの出現と出現するモンスターのレベルなんだけどモンスターは出現して、レベルは18から30まで幅広いから今のパーティー平均レベルが27くらいはないと突破は難しいかと思うなあ』

『そうですか。今の私たちのパーティー平均レベルは約24だからもう少し上げないと無理ですね』

『そうなんだ。ユーちゃん、無理せずに助けに行って来てね。それと、ギルドの件はあたしが必ず見つけておくから大丈夫だからね』

『ありがとうございます。それでは失礼します』と念話を切った瞬間にあることに気がつきました。《あっ、夜櫻さんから今の状況を聞くのを忘れていた。このままだと兄さんに何をいわれるかわからないから、夜櫻さんにもう1度かけないダメだ》と思った私は、再び夜櫻さんに念話をかけるのだった。



ーーーーーーー



『アキバからシブヤまで行ける最短ルートは無理かもしれないなあ。モンスターが出現するのはぼぼ間違いないと思っていたから大丈夫だったけど、出現するモンスターのレベルが18から30までと幅が広かった。ということはパーティーの平均レベルが最低でも27はいると思ったよ。それを踏まえて、今自分たちのパーティー平均レベルが約24だからレベルを上げる必要があると感じたよ、アニキ』

今、僕たちは宿屋に全員戻って来て報告会をしていて、ビートが話し終えたところにユウマが返事をしようとしていた。

『ビート、報告ありがとうな。さてと、ビートが話したことが正しければ、アキバ近くの狩場で戦闘訓練をしないといけないなあ。アリフ、どこか訓練できそうな場所はあるかな』

『ちょっと待った、アニキ。これには続きがあって、重要な話だから話を続けたいだけどいいかな、アニキ』

『いいよ、ビート。話を続けていいよ』

『実はシブヤの街まで行って調査したとき、偶然ナーシャちゃんに会えたんだ』

『ナーシャはどうな様子だったの』とミーシャさんが話すとビートは『ナーシャちゃんは元気だったよ。それとナーシャちゃんを保護していてくれている人がわかったよ。確か、○○の○○ギルファーさんっていって気がするけどよく聞き取れなかっただよなあ』

『○○の○○ギルファーさん。どこかで聞いた覚えがあるんだよなあ。どこだったかな。あっ、思い出した。確か、夜櫻師匠が《シブヤに守護神的な人がいる》っていっていた。その人の名前は片翼の天使ギルファー、通称ギルファー。《その人は信頼できる人物だよ》って、夜櫻師匠がいっていたからナーシャは大丈夫だ、みんな』

『そうなの、ユウマさん。なら、問題は別のルートがあるかどうかなんだけど、そこはアリフさんにいってもらった方がいいかな、ユウマさん』

『そうだな。アリフ、説明を頼んだ』

『わかったよ、ユウマ。まずは、アキバ文書館に着いて受付の司書の方に話しかけたところから話そうかな』



ーーーーーーー



『すいません、アキバ周辺からシブヤ周辺までを詳細に書かれている地図は、ここアキバ文書館にありますか』

『はい、ございます。あれ、ユウマさんではありませんか。私は、ここアキバ文書館で司書を勤めているエレーナ・ヒューズといいます』

『そうですか、エレーナさん。私は確かにここによく来ていますがお名前を聞けたのは初めてかもしれません』

『そうかもしれませんね。つい先日までは1日数名程度しか冒険者の方は来られませんでした。ですが、今日1日だけでも15人くらいは来られています。みなさん、どうしたのでしょうか、ユウマさん』

『私たちも何が起きたのか、全くわからない状態なんです。エレーナさん、追加でアキバ周辺からシブヤ周辺までで発見されている魔物が書かれている書物はありますか。また、アキバ周辺からマイハマ周辺までの詳細な地図もありますか』

『それらもございます。直ぐに用意したいですが3冊程度をお持ちするのは時間がかかりますので、近くのお席でお待ちください』

『そうですか、エレーナさん。ですが、重たくなると思うので、私の友人にお手伝いさせようと思います。アリフ、その役目を頼んでいいかな』

『いいよ、ユウマ。エレーナさん、どちらにこれらの書物がありますか』

『助かります。高いところにあると取りづらいので』

「という感じで僕とエレーナさんは書物を取りに行っていたんだ。ユウマ、その間の話は頼んでいいかな」

「いいよ、アリフ。確かこんな感じだったかな」

『ミーシャ、アリフと一緒に書物を探しながらエレーナさんに、感情があるか調べて来て欲しいだ。というのも、エルダーテイルでは大地人に感情がないとされていたけど今の感じだとあるように見えたからだよ。どうかな、ミーシャ』

『わかった、ユウマさん。ユウマさんは私たちが探している間どうするの』

『俺はほかに気になることがあるからそれを探してみるかな』

『わかったよ。私はアリフさんのところに行ってきます』

『さてと、俺はこの世界の歴史について書かれている書物を探そうかな。となるとエレーナさんとは違う司書の方に聞いてみるかな』

『すいません、ヤマトの歴史について書かれている歴史書はここにありますか』

『数は少量ですが、ございます。お探しになりますか』

『はい、お願いします』

「それからしばらくして、ビートから連絡が来たのは」

次回予告


文書館、シブヤの様子、アキバからシブヤまでの状況を確認した5人だったが、ユウマの話したある事柄によって、アキバからシブヤまでの安全に行けるルートを探すことに成功する。そのルートとはどんな道なのか?

期待してお待ちください。

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