第10話:マイハマの都へその2
櫻華さん作、天照の巫女より夜櫻さん、ガブリエルさんをお借りしています。
俺は、夜櫻さんと夜櫻さんの友人であるガブリエルさんとアキバの街からマイハマの都までの上空をグリフォンで飛んでいる。すると、俺はあることに気がついて夜櫻さんに話しかけていた。
『夜櫻さん、同行者のガブリエルさんって女性なんですね』と俺が夜櫻に質問すると夜櫻さんは『そうよ、ビー君。何かあるかな』と話しかけてくれたので俺は『俺が記憶しているガブリエルさんは男性だったので、俺の記憶違いかなって』と同意を求めていったのだが夜櫻さんは『ビー君が初めてあったときのガブリエルと同一人物よ。外観再決定ポーションで現実の性に戻しているけどね』と話すとガブリエルさんは『夜櫻、そのことはあまり話さないで。まあ、ビート君ならまあいいけど』と話しているなかであることに気がついた。
『夜櫻さん、グリフォンから見える街道には魔物が出てきていませんね。どうしてなんでしょうか、夜櫻さん』
『ビー君、確かに魔物は出てきていないよね。これはたぶんなんだけど、行商人の人たちなどが通る道なんだと思うよ、ビー君』と話した夜櫻さんに対して、俺はアニキの話を思い出していた。
《確か、アニキが「大地人の行商人さんがアキバの街からマイハマの都までのルートには魔物が出現しない」っていっていたなあ。その大地人さんがいっていたことは正しかったんだ。この事実を夜櫻さんに話した方がいいよなあ。決めた。夜櫻さんに話したら何か思いついてくれるかもしれないよな》
『夜櫻さん、ユウマのアニキから聞いた話によれば、この街道には魔物が出現しないっていっていました。その話は本当だったんだと今、思っています』と夜櫻さんに話したら
『そうなの、ビー君。それなら、早くマイハマの都に急ごう、ビー君』
『そうですね、夜櫻さん。その先の調査と偵察もまだ、残っていますからね、夜櫻さん』
『そうね、ビー君。魔物が生息していなければいいね』と夜櫻さんが話すとグリフォンがマイハマの都に近づくのだった。
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俺たちのパーティーと陽平たちのパーティーの合同による魔物の狩場は、アキバ文書館の周辺で狩っていた。ちなみに、俺たちのパーティーはビートとナーシャがいないために必然的に遊撃部隊になり、陽平たちのパーティーは優璃と悠人がいないために必然的にバランス重視のパーティーになっていた。
『俺たちは順調に狩っているけど、陽平はどうかな』
『こっちも順調に狩ってるけど、何だかコマンド操作が難しいなあ。どうにかならないかな、ユウマ』と陽平が話すので俺はある疑問を抱いていた。
《確かに、陽平がいう通りなんだよなあ。どうしたらいいんだか。う〜ん。待てよ。コマンドに頼らずにすれば効率が上がるということはないかな。だとしたら、どうすればいいんだ》と俺が考えているとアリフがした行動で何かが弾けるように浮かんできた。
《あのアリフの動きはコマンドで選択して実行した感じではなかった。まさか、この身体に刻み込まれたのを動くだけで発動出来るじゃないか。だとしたら、俺の特技も動くだけで出来るじゃないか。試して見る価値はあるなあ》と考えた次の瞬間には、俺はもう動き始めていた。
『シールドスマッシュ』と攻撃系の特技を叫びながら行動すると《シールドスマッシュ》の特技が発動していた。
『みんな、コマンド操作だけでなく、実際に動きながら特技を叫ぶと特技が発動出来るみたいだ。みんな、確認できるか』と俺が話すと翔大が『もう、出来ているよ。ユウマ』を仕切りに、みんながコマンドに頼らずに身体に任せて特技を出せるようになり今回の戦闘が終わった。それからすぐに、誰からか念話がかかってきた。
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私は、ユウマさんからの依頼でサブ職業の鳥使いの特技であるソウルポゼッションを使用してアキバの街からマイハマの都までの間を飛んでいた。
《お兄ちゃんは何でユウマさんからこんな依頼を受けたのかな。まあ、ナーシャちゃんの救出するためだから私はいいんだけどね。さてと、もうすぐマイハマの都に到着するけどどうしようかな。直ぐにアキバの街に引き返すのもありだけど、ちょっとだけマイハマの都の様子を見てから帰ろうかな》と思っていた私は、とある3人組を見かけたら、近くの建物の屋上に着地していた。
次回予告
優璃がマイハマの都で見かけた3人組とは誰だったのでしょうか。そして、ユウマにかかってきた人とは誰だったのでしょうか。
期待してお待ちください。




