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6話

その後テッちゃんと2人でシーチキン、玉ねぎ、ビールを

無事発見し腕に抱え、下手な万引き犯みたいな体勢でバーさんを探した。


「お、いた。」


バーさんは鮮魚コーナーで鮭の切り身争奪戦に参戦していた。

主婦のあの気迫はマンガの世界だけの物だと思っていた。

まさか実物をお目にかかることになるとは・・・・・・。


「おばーちゃーん」

「あら和、ちょっと待って、今出るから。」


鮭のパックをはーいと振りながら、バーさんが人ごみから出てくる。

かなりキツそうだ。


「お会計は私とテッちゃんで行くから、和は先に戻ってて。」

バーさんはそう言って鍵を投げてよこした。


「ん。」

私は一人バーさんとテッちゃんから離れてバーさんの車へ向かった。


バーさんの車に乗り込むと、一冊の雑誌が目に付いた。


『羽橋市役所広報部発行 羽橋まっぷ』


月刊らしい。

うちの村の家にも毎週広報の小さな冊子が来ていたが、似たようなものだろうか?


ぱらぱらとみて見ると、結構色々書いてある。

夏バテ予防、投書、求人広告。

お、あのさびれたカフェも載ってる。


☆バイト募集☆

年齢:高校生以上

時給:750円~

内容:接客・会計

条件:長期採用可能な方

経験不問

電話番号:〇☓―△△△△

住所:下記地図参照


場所もまちがいない。

あのカフェだ。


バイトを雇うほど人が来るのか。

見た目の感じだとオジサンが一人で静かに切り盛りしてる感じなんだけど。



そうこう考えているうちに、バーさんと荷物持ちのテッちゃんが帰ってきた。




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