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【第一章要約】家電量販店ダンジョン編

 魔災以降過ごしてきた集落が魔物に襲われ壊滅したことを機に、各地を転々とする形で旅していた瀬川 怜輝・前園 穂澄・千戸 誠司の三人。

 彼らはある日、インターネット回線が突如として繋がるようになったことを知る。


 より新たな情報を仕入れる目的もあり、海の家に築かれた集落へと辿り着いた瀬川達。

 そこで出会った集落のリーダー、須藤 來夢と情報を共有する中で、謎の配信サイトSympassがインストールされていることを知った。


 インターネットが繋がるのであれば、より円滑な情報手段を確保することが出来る。


 そう確信した須藤は、ダンジョン化した家電量販店の攻略を決意。だが、ダンジョン内の様子が分からないことから、偵察を要する状態であった。

 誰もが身を危険に置くことを恐れる中、瀬川は自らが偵察に向かうことを名乗り出る。周囲からの反対こそあったが、結局配信サイトを活用し、情報共有を図ることで合意。

 瀬川は「勇者セイレイ」とアカウント登録し、前園の所有するドローンを用いて初めてのダンジョン配信を行うのだった。


 しかし、そもそも情報のない彼らにとってダンジョンとは未知の世界であった。

 瞬く間にゴブリン達に囲まれ窮地に陥った瀬川。そんな彼を助けたのは、後にnoiseとして彼らの仲間入りを果たす一ノ瀬 有紀だった。洗練された技術の元で瞬く間に敵を殲滅した彼女は「持つ情報が欲しい」と彼等への協力を志願。

 そんな一ノ瀬は、元高校教師の千戸の教え子であった。正体を見抜かれた彼女は、少しずつ彼らに心を開くようになる。自らが師を殺めたことを瀬川へと話したことをきっかけとして、より彼らの想いは強く繋がっていった。

 たった1人でダンジョン攻略を行ってきた一ノ瀬は、瀬川達に自らの持つダンジョンの知識について共有。

 ・ダンジョン奥地には「追憶のホログラム」という七色の結晶体が配置されている。

 ・それを破壊、回収することによりダンジョンから魔物が消失する。

 と言ったダンジョン攻略の基礎について情報伝達。

 その後も、須藤も協力する形で瀬川に戦闘技術の伝達を行い、ついに彼らはダンジョン攻略へと歩みを進めた。


 攻略そのものは順調であったが、ダンジョンボスであるホブゴブリンと邂逅した際、彼等の持つ力は一切通用しなかった。須藤は生死の境目を彷徨い、一ノ瀬も瀕死状態へと陥る。

 瞬く間にピンチとなった彼らを救ったのは、突如として現れた少年、ディルだった。

 彼が持つスキル「スパチャブースト」が初めて配信内で披露されると共に、視聴者の混乱は加速する。

 それと同時に瀬川達配信者側にもスパチャブーストを付与し、ディルは自らを僧侶と名乗った。

 瀬川と突如現れた配信者ディルは力を合わせることによってホブゴブリンを撃破。

 ダンジョン攻略を終えた彼らは、追憶のホログラムを見つけ出す。

 追憶のホログラムに触れた彼らが見た景色は、十年前、魔災に巻き込まれる前のかつての家電量販店の姿だった。その姿を久しぶりに見た視聴者は強く心打たれ、セイレイもその光景をスケッチブックへと描きとめていく。

 こうして「勇者セイレイ」ことLive(生きる)配信は世界に生まれたのだった。


 だが、攻略を終えたその日の夜、突如として須藤は姿を消す。

 瀬川達は須藤の消息を追う為、海の家集落を離れ、次の旅路へと向かうのだった。

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