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神の騎士を契りたい  作者: さばサンバ
じんせーぜつぼーへん!
25/36

第二十五話「冥界戦争」



みんあ!どこなの!

とことことことことことことこ

びゅんびゅんびゅんびゅん

ちなまぐさい、はきけがする

ここではふたつのにんげんがころしあいをしている

あ、てんし


「見逃してください!」「助けて!」「死にたくない!」「ごめんなさい!」」

ぐさっとぐさっとみさかいなし

はねのあるにんげんはしぬ

はねのないにんげんはしなない

やりがてもとにあるんだ


わすれるなわすれるな

にくしみでしかきみのかおをおもいだせない

からだがいたい

めがまっかっか

あいつもこいつもおれもみんなみんな

ひとまず、いざなぎのもとへ






一年の月日が経過した

いやいっかげつ

ちがういちじかんくらい




なんたらのくにへたすけをもとめに

はねのないにんげんに

とことこしてきた

で、ここについたってわけさ

「止まれ!」

ふたりがおれをかんししている

うるせぇこえでしゃべんな

あああうっせぇ


「うああうあうあるせいぃい!

はなへしおるど!」


「あ…そういう方でしたか…

いえ…どうぞどうぞ…人間のようなのでお入りください…」


こわいものでもみたようなおかお

ひそひそとなんかしゃべってるぞ

まあったくぅさぁっさと

はいらせろおなぁ


「うおおおおお!」


おれはまちのぼうそうぞく!

ぶんぶんきみのもとへあしをうならせる

どこだどこだおしろはどこだ


「ここかぁ?」

でっかいおしろけいびがたくさん

きっとここだろう

「あげろぉ!」


「…?」


ぽかんとしたかお

ああぁわすれてしまうきみのかお

ずっとずっと、ころそうとおもわないと

きみのかおをわすれてしまうんだよ


「はやくぅぅあげろぉぉ」

「・ー・・?!・・・!」


わげわかんがないことばでしゃべるうあな!

ああはやくはやくはやく

「どけ!」

とりおさえるな

やり!やり!やり!

でもここでつかっていいのか?!


ひとがさらにたくさんくる

こちらへけんをかまえる

ああもうだめだころすしかない

せんそうもきょうぞんも

わたしのぼうけんはここでおわるんですよ!りつさん!


「何をしている!」いざなぎがどんととびらをあけとうじょう

「お…お前…一体どうした…?」そんなこわいかおしないでよ。

おれだってがんばったんだ。「…手間をかけたな…こいつは客人だ」


なにかききとれないことばをひとりひとりにしゃべっているようだ

「…こちらへ来い」てをとって

きゃくまにつき

そのままふとんにねかされる

ああつかれた、つかれたんだよ

もうねてもいいのかな

からだがてつのようにかちかちでおもい

きっとげんかいをこえていたんだろう


こしょこしょとことばがきこえる


「お兄ちゃん…下で何かあったみたいだけど大丈夫だった…?」

「あぁ…大丈夫だよ…ちょっとお願いがあるんだけどいいかな…?」

「え…頼み事なんて珍しいね…」「………」


ねむい…もうねよう








「ん……」なにか悪夢を見ていた気がする。

そうだ、アラエルのところへ戻らないと…

「あ…律くん…おはよう」

なんでここにイザナミが

あの後俺、どうなったんだ?


「おにーちゃーん!律くん起きたよー!」

お城内に轟く声、少し地面が揺れた。


「お!律起きたんだな!」

客間の窓からがらりと音がすると後ろにはイザナギがいた。

ここは3階だぞ?どうやって来たんだ。足音一つしなかった。


「あの…俺なんでここにいるんですか?

俺あの後帰りましたよね?でも記憶が無いんですよ」


自分でも混乱しているのが分かる。

質問攻めで二人は少し困惑しているようだ。


「えっとね…なんであんな状況になってたかは分からないの

でも律くんの体には天使が扱う呪いがあった

絶対に思い出せないだけで何か良くない事態になってたんだよ」


良くない事態…?俺何でここに来たんだ?

なんでこの二人の名前を知っているんだ?

アラエル…いつ出会ったんだっけ…?

ペル…セツコ…?セポネ…?どっちだっけ…「思い出せる…?」

イザナミが不安そうな顔をしているのが分かる。

もう一度、よく思い出してみよう




何かぱちりと音がした






ああぁ

馬鹿だ俺って

何忘れてんだ

最後まで決めきれなくて


ごめん、ごめん…




「話があります」「ど…どうした…?」

びくっと体を震わすイザナギ


「俺を仲間にしてください」




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