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神の騎士を契りたい  作者: さばサンバ
プロローグ
11/36

第十一話「悪魔を呪わば穴二つ」





悪魔の大群が押し寄せてくる


牙を見せつけケタケタと笑う姿には

どうしても物怖じしてしまう




「ふぅ…」


落ち着け

ここで死んだらすべて終わりだ

からっぽだった俺を

この世界は満たしてくれた

せめてもの恩返しだ





「二叉の槍」


霹靂の如く槍で悪魔を貫く


その隙に

悪魔どもは囲いこみ、火を吐いてきた



「ペルセポネ!」


大声で彼女の名を呼ぶ

「大量の水を空から降らせる魔法」

「・ー・ーーーー||||・」


上からたくさんの水が降ってくる。

小麦粉だと、俺にも被害が及ぶと考えての行動だろう。火が鎮火される。


全身びちょぬれだが、助かった

悪魔は何が何だか分からないという顔をしている。



もう一度火を吹こうとするも

口に水が入り吹こうにも出来ないみたいだ

その隙に槍を回転させ、頭部を切り裂き

悪魔の大半を殺せた。


正直地獄絵図だ

眼球がころりと転がり、脳みそがラーメンの様に

ちゅるちゅると流れる

ここは天国なんだがな…


まだ悪魔は諦めていないようだ

翼を広げ、ものすごいスピードで突進してくる

愚策だなぁ

まだ一斉に襲い掛かったほうが勝てるぞ

所詮最低限の知能よ

体を横にずらして避ける

俺の体を通りすぎた悪魔に槍を投げる


見事命中だ



ここぞとばかりに襲い掛かってくる悪魔の群れ

丸腰の人間には勝てるという算段だろうか



甘いな


「戻れ」


手の甲が光る


戦闘中のため、細かいことは省くが

旅路の途中で使えるようになった

どんどん「人間」から離れているような気がするが…

今考えても仕方ない。

一直線に、とてつもないスピードで手元に帰ってくる二叉の槍

直線上にいた悪魔は戻ってくる槍に押しつぶされ

腹を貫かれ死亡した。

悪魔の内蔵が槍とともに帰ってくる

うぇ、気持ち悪い

悪魔は狼狽えている

さすがに悪魔も怖気づいたのか一目散に奥へ逃げて行った

「なかなかやるじゃない」


ペルセポネは血まみれの体をした俺を

水の魔法で洗い流しながら言った


「えぇ、ペルセポネさんもよく

咄嗟に小麦粉を出せましたね

お陰で助かりました」


緊張がほどけたように会話をする二人。

どちらも生きていて良かった。

あとは奥に逃げた悪魔を討伐して任務完了だろうか。

案外、楽勝だったな。




数分後


広場に出た

「広いなぁここは」

そんな、のんきなことを考えていると


ずしんずしんと歩く音がする。

空気が乱れるような…明らかに他の有象無象の悪魔

とは格が違うのが一目で分かる。


「なんだ?」「…さぁ…?」

一言交わすが、お互い冷や汗が止まらない

このままじゃ死ぬぞ。


「正義の為人を殺そうとすれば

自分もその報いを受けて呪い殺される

では悪魔殺しは何になる?」


黒服を着た、毛むくじゃらで角を生やした悪魔が登場する。

その姿はまるでブラックサンタを彷彿とさせるようだ



だが、袋ではなく鎖を持っている。


「うーん…うーん…としよりがかんがえるには

ちとむずがしいわだいだぁ~」


なんなんだこいつ

そもそも敵のなのか?


「…あぁ…そうだ!悪魔を呪わば穴二つだ!

………悪い子には…お仕置きが必要だよなぁ!」


突如鎖が飛んでくる


呆然と立ち尽くす俺を庇い

咄嗟に二人を覆える鋼鉄を出し、守るペルセポネ。

「わしのなまえは……あぁそうだ……

サンタクロースのクランプスじゃぁ

今からおぬしらを呪ってやるぞ…」


ああくそが…こいつはやばい。

絶対に勝てないと本能が察知している。

「くそっ…」

ペルセポネがイラついてるようだ

よくよく見ると、ペルセポネの腕が曲がっている。

とても痛々しいそうだ。


…俺一人でやるしかない


ペルセポネの前を歩く

「ちょっと!危ないわよ!私の後ろに!」

「大丈夫です」

根拠もなにもない

ただの強がりだが


今はこれでいい


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