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三章

嘘の恋人の契約を結んだ次の週末、私はだいちゃんと一緒に電車に揺られている。


私服のだいちゃんとこうやって隣同士座って、何だかデートみたいで気恥ずかしくなるけど、デートではない。

今からだいちゃんのおじいさんに会いに、老人ホームへ行くのだ。


ご両親が離婚してから専業主婦だったお母さんが働き始めて、仕事で忙しくなったお母さんに代わって祖父母が面倒を見てくれたそう。

おじいさんの口癖は、「大地が嫁さんもらうまでは死ねない」だそうだ。


「でもボケが始まってきててさ、進行してわからなくなる前に、彼女を紹介したいんだ。」


彼女、そう、私のこと。

でも私は本当の彼女じゃない。


「…嘘ついていいの?」


「いいんだよ。咲良は今は俺の彼女だろ?」


まあ確かに、彼氏だと嘘をついてほしいとお願いしたのは私だし、断る義理はない。

むしろだいちゃんの口から“俺の彼女だろ”だなんて言われると、恐縮するというか小恥ずかしいというか。

とにかく私の心拍数がギューンと上がってしまう。

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