表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/66

*

「だいちゃん、変わらないね。」


「咲良も全然変わってないよ?」


そうだよ。

引っ込み思案な性格も変わってないんだよ。

だけど変わりたいとずっと思ってる。

思ってるけど、なかなか上手くいかないんだ。


心の声は音にはならず、私は苦笑いをする。


それなのに、私は自分でもびっくりだけど、大胆発言をした。


「あの、あのね。このまま、嘘をついてもいい?」


「嘘?」


「お母さん末期癌で、手術しないとあと3ヶ月しか生きられないの。生きる勇気を持って手術してもらいたいから。手術が終わるまででいいから。私の嘘の彼氏になってください。」


こんなことをして、いいとは思っていない。

だけどお母さんを安心させたい、喜ばせてあげたい。

例えそれが嘘だとしても。


そんな気持ちから生まれた言葉。

嘘なのに、まるで告白したかのように心臓がバクバクいってもうのぼせてしまいそうだ。

そんな私に、だいちゃんはまた頭をポンポンとしてから、


「わかったよ。」


ふわりと微笑んで簡単に了承してくれた。


何だか罪悪感に苛まれながらも、私たちは嘘の恋人の契約を結んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ