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駅前の明るい電灯の下で、ようやく彼は私の手を離す。


「大丈夫だった?」


ぼんやりしていた私は、彼の言葉ではっと気付いて頭を下げた。


「あ、あの、助けていただいてありがとうございました。」


ペコリとお辞儀をすると、くすりと笑う気配があった。


「夜に女の子がこの辺を一人で歩くのは危ないよ。」


こじらせアラサー女子の私を女の子扱いするなんて、さすがイケメンは違うなと感心してしまう。


「すみません、今日はちょっと残業してしまって。」


別に彼に謝る必要はないのに、言い訳じみた答えをしてしまう。

よく見ると彼もスーツ姿で肩からカバンを下げていて、仕事帰りっぽい。

すらりと伸びた手足に濃紺のスーツがよく似合う。


「あなたもお仕事帰りですよね?疲れているところを変なトラブルに巻き込んでしまって本当にすみませんでした。」


「いや、無事でよかった。家はどこ?送ろうか?」


「いえ、寄るところがあるので。」


そう言って腕時計を見ると、5分前にバスが出たところだった。

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