表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/66

*

「この時間だと病院へ行くならタクシーが早いよ。すぐそこの大通りならよく走ってるから、捕まえよう。」


そう言って、津田さんは私の手首から手を離したかと思うと、その手は掌を捕まえて固く握りつかつかと歩き出す。

なすがままの私は引っ張られるようにして大通りまで歩き、何かを考える暇もなく津田さんがつかまえてくれたタクシーに乗せられた。


「一人で行ける?」


タクシーに乗り込んだ私に一万円札を渡してくるので、そこでようやく私は我にかえりその手を拒否する。


「大丈夫です。ありがとうございます。」


それなのに私の膝の上に一万円札を乗せて柔らかく笑うと、運転手さんに総合病院までと行き先まで告げて津田さんはさっと身を引いてしまう。

あっと思ったときにはもう扉は閉められていて、タクシーは出発していた。


あっという間の出来事だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ