大きくなってからね!
ふぃー、7部です!
朝にはお母さんが私の話を聞いてくれて、夜になると仕事から帰って来たお父さんが私の話を聞いてくれた。
それと、お父さんにお母さんが私の話を聞いている時に言っていた。
貞操や膜などなど、どういう事なのか聞いたら、ちょうど飲んで口に含んでいたびーるというお酒をぶふぅと吐き出し咳をしだした。
「大丈夫」と聞くと。「だ、大丈夫だいきなりアレこと聞かれたのでむせただけだ。」と答えてくれたあと「お母さんとちょっと話があるから陽太の様子を見ていてくれ」といいながら、ご飯の支度をしているお母さんの方へ行ってしまった。
私はお父さんに言われたので弟の様子を見ながらどういう意味なんだろうと考えて結局わからずあとでお母さんかお父さんにもう一度聞こうと決めた。
食事中
再び聞こうとしたら、食べたらねと言われた。
食後
食べ終わったので、聞こうとしたらお父さんによーしお風呂に入ろうかーと言われお父さんとお風呂へ
お風呂後
また聞こうとしたら、今度はお母さんにもう、こんな時間友理ー早く寝なさいと言われた。
結局教えてはもらえず、教えてくれるきがないのだと思い明日菫さんに聞きに行こうと決め、眠りについた。
翌朝、ダメもとでお母さんに聞いたけれど、話をそらされたので、菫さんに聞きに行った。
玄関前にあるインターホンを鳴らすとしばらくしてなんだかふわふした感じの菫さんの声が返ってきた。
「ふぁい、どちらさまですかぁ」
寝起きなのかすごく、気の抜けた菫さんの声に意外な一面を見れたことに私は嬉しくなった。
「おはようございます藤森友理です!」
「あ~友理ちゃんおはよ~・・・あっちょっとまっててね」
私は友理だと菫さんに返すと、最初はふわふわした返事が返ってきたけどすぐに慌てたように普通の菫さんの声がしインターホン越しからなにやらガタンッゴトンッと大きな物音がし、待つこと数分、玄関が開き菫さんが出て来て私を家中にいれてくれた。
「おじゃまします。」
「友理ちゃんいらっしゃい、なにかあったの?」
菫さんの部屋に案内された私はお茶を持ってきた菫さん早速昨日からお母さんが言っていて気になっていた事を聞いてみた。
聞かれた菫さんはしばらく黙り混み悩んで。
「もうちょっと成長したら教えてあげる、まだ友理ちゃんには早いわ。」
結局教えては貰えなかったけれど私が成長したら教えてくれると言ってくれたので私はそれ以上聞くことを辞めた。
そのあと、お母さんが迎えに来るまで私は菫さんとお話ししたり、前とは違うゲームで遊んだりした。
夕方に迎えにきたお母さんは菫さんに家の奥に連れていかれしばらくして、お母さんが菫さんに頭を下げながらも戻ってきた。
「じゃあ、友理ちゃん成長したらちゃんと教えてあげるからその時まであんな質問他にはしちゃだめだよ?」
私に目線を会わせるようにかがんだ菫さんに私が聞いたことを他の誰かに聞いてはダメと言われたので、私は「うん、わかった」と答えた。
「あんた、悪いのは私だけど友理に手はださないでよ。」
「・・・叶さん?もう少しお・は・な・し、が必要ですか?」
お母さんが菫さんになにやら言うと、菫さん(ニコニコとそれでもなんだか私には怒っているように見える)は、お母さんにもう一度お話ししますかと言う。
「・・・ごめんなさい」
お母さんが謝って私の手を引いて菫さんの家から出ていく
「またね、友理ちゃん」
そして菫さんは、またねと私が家に帰るまで手を振って見送ってくれていた。