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菫さんと私  作者: やいよるこい
11/21

手紙

相変わらず短さ!

18時に12部が予約投稿されます。

 お母さんから、菫さんとの過去を知ったあと。

 私は菫さんと顔をあわせられなくなった。

 その、私のことについて菫さんはいつも通り出会えば挨拶を投げかけてくれる。

 だけど私は後ろめたさから菫さんの顔をみれずただ下を向いてボソッと挨拶を返すとだけでそれ以上なにもしなかった。


 菫さんと距離を置いてから数日、1人で寝れるようになった私は入学式祝いの一つとして2階にある部屋を与えられ、私は毎晩菫さんが気になって寝つけず、気がつけば部屋から見える菫さんの家を寝落ちするまでずっと見ていた。

 そして、毎晩夜遅くに菫さんはあの日着ていた黒い服に黒いコートを纏った姿でバイクに股がり家を出ていた。

 寝落ちして、いつ帰ってきてるのかわからないけれど朝には帰ってきていることがわかった。

 なぜなら、毎日私が学校に友達と登校するため家を出ると家の前を掃き掃除する菫さんと会うからだ。


「友理ちゃんおはよういってらっしゃい」

「おはよう、ございます。いってきます・・・」


 いつもの優しい笑顔で挨拶を投げかけてくれる菫さんに必要最低限の挨拶を返して学校に向かう。


 ある日、そんな生活をしていた私は頭痛に体に少しけだるさしんどさを感じながらも学校に向かおうと家を出るといつものように菫さんとあい必要最低限言葉を交わすと逃げるように歩き出したところで菫さんに腕を捕まれた。


「友理ちゃん、今日は休みなさい無理はダメよ。さっ家に戻りましょう。叶さんからは私からいっておくから」


 私は菫さんに腕をひかれ、私の家に戻ることになった。

 菫さんはお母さんに私の熱を計り、お薬を飲ませるように言うと菫さんは帰っていった。

 結局、熱を測ったらかなりあった。薬を飲み私の部屋のベットに寝転がりしばらくして、私は眠りについた。


 目が覚めると外は薄暗く夕方の時間帯になっていた。体はかなり楽になり、喉が乾いたため水分を補給しに1階に降りるとちょうどお母さんとあった。


「友理起きたの?身体は大丈夫?」

「楽になった。」

「そう、よかったわ、ああそうそう菫が昼頃来て色々置いていったわ、それと、貴方の部屋の机に手紙を置いたと言っていたわ。」

「手紙?」


 お母さんに言われ自室に戻り、机をみると1通の手紙が置いてあった。


『友理ちゃんへ』

 叶さんから聞きました。

 私と叶さんが昔付き合っていて、私を叶さんが捨てたのだと叶さんは言ったそうですね。

 私は捨てられたとは思ってはいません。そもそも言葉が悪いですよ、なんですか?捨てるってそこはふったとか別れたでいいじゃないですか!

 旅行前日に私は仕事先で事故にあい一ヶ月病院のベットの上で意識不明の状態で寝かされていました。

 意識が戻った私はすぐさま叶さんに連絡を着けようとしましたが、連絡がつかず私は叶さんのもとに行くことにしました。

 うすうす感じていました。仕事といい何度も誘いを断り仕事の内容も言えず不信感を叶さんあたえているとこのままでは叶さんは幸せになれないと。

 だから、私は叶さんに会ったら今までの事を謝り、そして別れようと思い叶さんに会いました。

 会って私は謝りました。

 そして叶さんに告げられたのです。

 付き合っている彼氏がいると結婚すると

 私は聞いた時よかたと思いました。もうすでに叶さんは幸せにしてくれるような人を見つけていたことに。

 私は、別れ話をせず済むことにホッし彼女の前から消え今いる家を建て仕事の毎日を送っていました。

 数年後まさかお向かいに建った家を買った夫婦が友理ちゃんをお腹に身籠った叶さんとその旦那さんだということには流石に私も驚きました。

 私は前の関係には戻れないけれど今更ながらな事を叶さんにお願いしました。

 これからは友達として叶さんの近くにいてもいいですかと・・・叶さんとはそんな、私を受け入れてくれたのです。


 それからと言うもの、なんでもそつなくこなす私に、なぜか負けたきがして悔しいと叶さんに対抗意識を向けられつつも、今に至ります。


 簡単に言うと、叶さんにフラれたことは私にとって都合がよく、友理ちゃんが後ろめたい気持ちを持つ必要がないということです。

 そっけない友理ちゃんもいいですが少し寂しいです。


『神崎菫より』



まだまだ、刻みますよろしくお願いします!

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