~第二章のあらすじ~
※あらすじはネタバレも含みます。
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・これまでの話を簡単に読み返したい!
・ネタバレがあっても、とにかく話の内容を知りたい!
など、ネタバレに寛容な方。または簡単に作品を知りたい方、読み返したい方。に推奨しています。
歪んだ空間に飲まれた初汰たちは、現実世界にて目を覚ます。目覚めた場所は反乱軍拠点であり、そこにはクーバーの姿もあった。初汰は目覚めるとすぐ、クーバーの尋問に移った。分かったことは、クーバーが作り出していた夢世界、むげんの森。に閉じ込められていたこと。それに、獏とのキメラであるクーバーを含めた「幻獣十指」という幻獣とのキメラ十人の存在。それに加え「咎人」という、幻獣十指を作り出した存在のことを知る。情報を聞き出すと、初汰はクーバーを切り捨てて次の目的地に向かう。
反乱軍の拠点があった場所から平原に出ると、情報屋の集う村「サスバ村」を目指して一行は前進する。
村にたどり着くと、獅子民の友人がいるようで、一行は村の奥に構えている酒場に入店する。そこの店主「スワック」と獅子民が友人であり、スワックから「ブラックプリズン」の場所を聞く。
ブラックプリズンは移動式監獄であり、この時期は丁度サスバ村の北に位置する「サスバ山岳」の地下にブラックプリズンが来ていることを知り、一行は早速サスバ山岳に赴く。
登山を始め、山の中腹ほどでクローキンスと合流を果たすと、そのまま頂上を目指して山岳を歩き続ける。そして登頂に成功すると、そこには大きなクレーターが出来ており、一行はそのクレーターに下りると、ブラックプリズンへの入り口を発見し、潜入に成功する。
暗く禍々しい監獄内を歩きながら、クローキンスからここに来た理由を聞く。それは、ここに重罪人が閉じ込められており、その人物を救うためであった。詳しく聞くと、どうやらその人はアヴォクラウズに反乱した人物らしく反乱に協力してくれるかもしれない。とのことであった。
地下二階にたどり着くと、初汰たちに続いてブラックプリズンに侵入者がいたようで背後からする足音に、初汰たちは散らばって空いている牢獄に隠れた。初汰たちに続いて侵入してきたのは、刃がギザギザになっている大剣を担いだ青年「ファグル」であった。
ファグルが地下三階に続く隠し階段を出現させると、なんとそこからオールバックのヤクザ風の男「虎間甚」が丁度階段を上ってきた。
何か因縁があるらしく、ファグルと虎間はそこで戦闘を始める。勝負は引き分けとなり、ファグルは階段を下っていき、虎間は階段を上って行ってしまう。
その戦闘が終ると、初汰たちも行動を再開する。しかし牢屋にはトラップが仕掛けられており、柵格子を完全に閉めるとロックされてしまう仕組みになっており、リーア、スフィー、クローキンスが出られなくなってしまう。自由に動ける初汰と獅子民は隠し階段を出現させて地下三階に向かう。
地下四階にたどり着いた初汰と獅子民だが、途中でファグルに勘づかれ、待ち伏せを喰らってしまう。ファグルの強さは圧倒的で、初汰と獅子民は力を合わせてファグルと死闘を繰り広げる。
戦闘も佳境、ファグルは獅子民の名を聞くと、初汰と獅子民を見逃し、大剣を収めて階段を上がっていってしまう。ボロボロの初汰と獅子民だが、仲間を解放するためにも最下層を目指すしかなかった。
そのころ、囚われたフリをしていたクローキンスは、虎間を追い、アヴォクラウズの現状を聞き出す。虎間からの甘い誘いにも乗じず、クローキンスは情報を上手く聞き出して初汰と獅子民の援護に向かう。
最下層に到着した初汰と獅子民は最下層に捕らえられていた重罪人「網井戸曜周」に出会う。曜周も獅子民のことを知っているようで、自然に会話を始めるのだが、獅子民には過去の記憶が無く、獅子民の記憶復元、反乱軍への協力。この二つの条件で曜周は仲間に入ることを決意する。
脱獄をしようとしたその時、監獄長である「ルーズキン」が現れる。ルーズキンは「五賢者」の一人で目が見えなくとも相手の位置や物の位置が分かる。心眼を心得ていた。初汰と獅子民は連戦で疲れと痛みの二重負荷がかかっており、ルーズキン優勢で戦いは進む。そんなとき、曜周のアドバイスで獅子民が覚醒し、「変換の力」を発現する。それによってルーズキンを撃退し、二人は曜周を連れて仲間と合流し、ブラックプリズンを脱出する。
その帰路、曜周にも「共有の力」と言うものがあることを知らされ、一行は一度サスバ村に戻って作戦会議をする。その会議の中で、サスバ山岳を超えた向こう側にある「ユーミル村」を目指すことが決定する。
しかし長年監獄生活をしていた曜周は、足手まといになるから旅には同行できない。と言い、スワックとともに酒場に残ることとなる。スワックから通信機を渡されており、必要な時に連絡してバックアップすることとなり、初汰、獅子民、リーア、スフィー、クローキンス。この五人でユーミル村を目指して出発した。




