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「私も悪かったんじゃないかって」
「妙子ちゃんは、何も悪くないよ」
瀬川の言葉は、歯切れが良かった。
「嫌なら嫌だと、なぜはっきり言えなかったのか。自分の甘さに、腹が立つことがあるんです。こんなに苦しいのなら、感情を持たないロボットのままでいた方が、むしろ良かったんじゃないかって」
「嫌なら嫌だとはっきり言ったところで、どうにかなっていたのか?国家というものは、権利の上に眠るものは保護しない。日本人は、勤勉ではあるが、それが、権利や義務となると、途端に臣従してしまう。当然の権利を主張せず、当然の権利まで曖昧にして他人に迷惑をかける。これでは、世界に容認されない」




