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「弁護士というものは、まず依頼人のために働くのが務めなんだ。たとえ、真の正義が相手の側にあったとしても、それを歪めても依頼人のために人力を尽くさなければならないという、因果な商売なのさ」
そう言って、瀬川が苦笑した。
「ニチドーとセーフティへ訴えた手紙への返事が来たら、その中身を見て、これからのやり方を検討しよう。そこから、加藤の現住所を調べていく方法が、見つかるかも知れない」
瀬川は、金沼からの通知書に対して、びくともせず、規定の方針を崩さなかった。




