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葬式から戻った後、仕事以外のことでは、ほとんど何も手が付かなくなっていた。
子供の頃の父親との思い出が、次々と浮かんでくる。
後悔と自責の念が、後から後から溢れてくる。
妙子は、人形のように、ただひたすら目を宙に浮かべ、壁に凭れかかることしかできなかった。
一歩一歩、自転車を漕ぐ両足に疲労を感じた。
フェイスラインの吹き出物が、どうしても治らなかった。
ストレスと不規則な毎日に、妙子の肌も荒れていた。
いつしか妙子の心に、深い影のようなものが生じつつあった。




