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工場内に、大幅なリストラが行われるという噂が流れ始めた。
『車の減産』『在庫が余っている』ということらしい。
ラインが一つ、また一つと閉鎖していく度に、毎月10名、20名という単位で、派遣社員が解雇されていった。
つい数ケ月前まで、不夜城のような活気を呈していた現場は消え失せ、闇に呑み込まれるように、ラインに残された派遣社員たち。
妙子も、その一人だった。
工場内の約6割が、非正規労働者だ。
その大半が、地方出身の人間で、未婚の男性たちだ。
自動車製造ということもあってか、この工場の現場に、女性は1割もいなかった。




