表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無機質な腐敗  作者: 望月笑子
29/119

6

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

妙子が登録しているセーフティは、3ケ月単位で、派遣労働契約を更新する。

高橋の派遣会社は、1ケ月単位だった。

「こういった大企業なんだから、せめて半年とか1年単位の契約でもいいのにね。昔のパート社員なら、1年契約だったのよ」そう話す高橋の目は、検査の疲労で、いつも真っ赤に充血していた。

妙子にはそれが、派遣社員という立場の人間が、客観的に一生懸命に働いていることを表現する手段の一つである、とも思われた。

潤が解雇されてから、妙子と高橋との距離は、急激に縮まっていった。

高橋は、この工場で働き始めて、1年半になるという。

妙子が来る前に、一度ラインを変えたことがあるという。

高橋が、前にいたラインのことを『伏魔殿』と呼んだ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ